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テーマ:最近の新聞記事から(235)
カテゴリ:自殺
土曜日の朝日新聞には「be」というカラーの別刷版があるのだが、その中に「悩みのるつぼ」というコーナーがある。
6月11日の同コーナーには、50代無職男性からの自死(自殺)に関する相談が寄せられていた。 相談の概要は、「自分には、死によって影響を与えるような肉親・知人はいないので、自死するつもりなのだが、この積極死は肯定されないか」というものだ。 まあ、あまりいい相談とは思えないのだが、その後に掲載されている上野千鶴子(社会学者)の回答に、私は非常に不愉快になった。 一言でいうと、「フェミニストの愚痴・嫌み」に近い、相談者を小ばかにしたような“上から目線”の回答なのだ。 回答の内容をまとめれば、「あんたは本気で自殺する気などない。私からの答えを試している。この欄の回答を自殺正当化の根拠にしようとしている。あんたの相談はホンモノの自殺志願者の怒りを買う。あんたはただ孤独で寂しいだけなんだから、正直に自分の弱さを認めなさい。」とまあ、こんな具合だ。そんで相談者に対するアドバイスといえば、「きっと誰かが受け止めてくれますよ」としょせん他人事。「自分が受け止める」とは言わない。極めつけは、「これだから男はめんどくさいんですよね」と吐き捨てるように書いて、男嫌いの本音が垣間見える駄文。 京都大学出身のお偉い学者さまの回答とは思えない内容だ。朝日新聞もいいセンスしてるよ。 「死にたがり」の人が、何か口実を設けて自殺をするということは結構ある。 三島由紀夫や伊丹十三も実はそうだったと言う人もいる。 この「積極死の選択」の問題は非常に難しいことで、単純に世間一般のイメージや価値観だけで済ますことはできない問題だ。 高名な学者である上野氏なら、そんなこと百も承知のはずだ。私が読む限り、男性の相談はこの「積極死」に対する素朴な問いかけと思われた。それに対する答えが、男嫌いによったフェミニストの愚痴・嫌みにも等しき内容とは呆れる。 読んでいて、田嶋陽子の顔と名前がすぐに思い浮かんだよ。 あくまでも私個人の考えだが、こうしたタイプの女性は自身の容姿や男にもてないことに対するコンプレックスが非常に強く、そのことに対する反発心が運動のエネルギーになっているように思う。学力だけが唯一の拠り所で、美人やカワイ子ちゃんであったなら、きっと行動は変わっているはずなのだ。 偽善も多々ある。大言壮語を吐いて参議院議員になった田嶋が、有権者に対し不誠実な方法でその職を投げ出したのは周知のとおりで、たぶん“学者”というのは、上位階級職業の中でもっとも楽な商売なのだ。なんせ、メインの相手は「子ども(学生)」なんだから、政治家や実業者のような苦労あるはずがない。 上野さん、あんた「ライフリンク」の清水康之さんや、「もやい」の湯浅誠さんがやってるようなこと、一度でもやったことあんの? 【送料無料】上野千鶴子に挑む お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.05.12 10:46:47
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