レモンの島のポスト、レモン色 尾道市瀬戸田で児童らペンキ塗り
2021/3/28(日) 8:00配信 中国新聞デジタル 広島県尾道市瀬戸田町で27日、瀬戸田小の児童や住民約30人が地元の郵便ポストを特産品のレモンの色に塗った。町内の子どもたちや観光客にレモンの産地としての印象を強めてもらおうと、市や地元郵便局、尾道しまなみ商工会青年部瀬戸田地域委員会が企画した。 ポストは、瀬戸田港と耕三寺博物館を結ぶ人通りの多い「しおまち商店街」一帯の計4本。この日は、瀬戸田郵便局前などに立つ2本を、地元塗装会社の従業員たちから指導を受けながら黄色いペンキで塗っていった。 新型コロナウイルス禍でさまざまなイベントが中止になる中、子どもたちの思い出になる地元ならではの取り組みができないかと、住民たちがアイデアを出し合った。 同小3年の徳井幾寿さん(9)は「黄色いポストは見たことがない。珍しくて目立つし、瀬戸田って感じがする」と声を弾ませていた。同委員会の奥本隆三地域長(39)は「自分たちで塗ったことでレモンのまちに愛着を持ち、大人になっても誇りをもってもらえれば」と期待していた。生口島(日本の島へ行こう)