恐竜の化石、見つかるかな 天草市御所浦町で8月からクルージング
2021/7/30(金) 9:45配信 熊本日日新聞 「恐竜の島」として知られる熊本県天草市御所浦町で、恐竜化石の発見場所などを船で巡る「化石採集クルージング」が8月1日、始まる。船でしか行けない場所へガイドと出掛け、自然を楽しみながら化石や地層について学ぶ。9月26日まで。 県天草広域本部が2015年度から実施。新型コロナウイルス対策のため、昨年から県民限定とし、海上タクシーを1グループ(3~10人)で貸し切る。 23日の試乗会には家族連れら12人が参加。御所浦ジオツーリズムガイドの会メンバーの解説で、九州初の肉食恐竜の足跡が発見された弁天島や、高さ200メートルの地層が露出し、日本最大級の肉食恐竜の歯が見つかった「白亜紀の壁」などを海上から見学。採石場跡では約1億年前の岩石をハンマーで砕き、貝などの化石を採取した。 玉東町から訪れた木葉小2年の男子児童と弟(4)は「一つの石から五つも化石が見つかったよ」「持って帰ってママに見せる」と笑顔で楽しんでいた。 8月は連日、9月は土・日・祝日のみ開催。午前9時半に御所浦港を出発し、約2時間。化石は貴重な物以外は持ち帰れる。大人2500円、4歳~小学生1500円。天草宝島観光協会ホームページから5日前までに予約。同協会TEL0969(22)2243。(平井智子)御所浦島(日本の島へ行こう)