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昨年から、かめおかゆみこさんからの刺激で、
表現あそびワークショップを定期的に開いています。 本日も、日本演劇教育連盟の太田久美子さんを講師にお招きし、開催します。 題して 「体感 ! コミュニケーション (からだ ・ ことば ・ 表現)」 子育てのポイントには、ちょっと意外かもしれませんが、「感じる」という能力を育てることが、とっても大切なことだと確信したからです。 「感じると」ということは心とからだが協調しなければできません。感じる働きは心とからだの中間にあって両者をつなぐ働きをしているのです。ですから、人は「感じる」ということを通して、心とからだが調和するように出来ているのです。また、人と人とのコミュニケーションも感じる働きが土台となっています。言葉はそのための補助にすぎないのです。 子どもたちをよく観察していると分るのですが、意識的に何かを感じようとしているときは顔つきはしっかりとして、背筋も伸びてきます。感じるという働きは、非常に能動的な行為であって、それを行うためには能動的な意志も必要になってくるからです。そして、 幼児期ではその能動的な意志が子どもの姿勢や気力を育てているのです。 ところが最近では、(大人もですが)、子どものその感じるという働きが非常に鈍くなってきています。成長期の子どもたちにとって、感じる能力が育たないということは、「心とからだを統合する脳の働きが育たない」という重大な欠陥につながっていきます。いわゆるキレルということもその延長にあります。 何かを作るためには、何かを感じていることが必要です。その感じていることが作品の生命になったり、相手の心に響いたりするのです。感じることができる子は、絵の中の色や形を喜ぶことができます。粘土の感触に集中することができます。喜びも充実感も感じることから生まれるのです。 子どもたちがそのような感覚を取り戻すためには、「感じる」要素を含んだ遊びをいっぱいすることと、感覚に意識を向けさせるような大人の言葉かけが必要なのです。 その意味で、昨年から「はてなクラブ」の大きな柱として、表現あそび、コミュニケーションあそびを継続して取り入れているのです。 参加した子どもたちは、いずれも、来たときとは、打って変わって、緊張がほぐれた、いい顔をして帰っていきます。自分の「表現」が否定されないで、受け入れてもらったという体験は、一生の財産でさえあると思います。 もっと、このプログラムが、学校教育で使われれば、いろんな壁を突き崩す突破口になるのではないか、と思います。 かめわざ快心塾 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.03.07 16:29:31
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