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カテゴリ:日々の随筆
【今朝、あれこれ】
●定年 +++++++++++++++++ 同窓生たちは、今、みな、いっせいに、 定年退職を迎えつつある。 私には定年退職はないと思っていた。しかし 私も、何を隠そう、その定年になりつつ ある。定年退職を迎えつつある。 私はそうでないと思っても、親や、子どもたちは、 それを認めてくれない。 私は、ジジイ。どうしようもない、ジジイ。 親も子どもたちも、若い先生を 求めて、私から去っていく。 +++++++++++++++++ 現在、電子マガジンを発行している。Eマガ(無料版、2誌)、メルマガ(無料版、簡略版)、それにまぐプレ(有料版)の、計4誌である。 最近の私の楽しみは、読者が、少しずつでもふえていくこと。それが私の生きがいにもなっている。しかしそれほど、ふえるわけではない。1年間に、300~320人。その程度。実際には、アドレスの変更などで、ダブって購読している人も多いはず。だから、読者数は、減っているかもしれない。 その電子マガジンにしても、「こんなことをしていて、何になるのだろう」という疑問との戦い。毎日が、その連続。 「読者が1000人になれば、何かいいことがあるかもしれない」と思っていた。しかし何も、起こらなかった。 つぎに「読者が2000人になれば、何かいいことがあるかもしれない」と思っていた。しかし、そのときも、何も、起こらなかった。 今は、3000人をめざしてがんばっている。が、読者が3000人になっても、やはり、何も起こらないだろう。4000人になっても、5000人になっても、何も起こらないだろう。 電子の世界というのは、そういうもの。「モノ」としての実感がともなわない。だから「動き」がない。動きがないから、世間に、波風を立てるということもない。ただの道楽。結局は、そういう状態で、終わってしまう。 で、それに加えて、私も、ジジイの仲間に入った。私がいくら「私はちがう」と叫んでも、親や、子どもたちの耳には、それは届かない。私には、親や子どもたちが、私をどう見ているかが、わかる。私は、ただのジジイ。 昨夜も、ワイフとこんな会話をした。 私「こうして59歳まで、よくもまあ、無事に仕事ができたものだと、自分でも不思議に思うことがある」 ワ「そうね、定年退職の年だから……」 私「でも、ぼくは、負けた。もう勝ち目はない……」 ワ「いいのよ、あなたは、あなたで、じゅうぶん、がんばったわ」 私「ぼくの年齢では、若い親たちは、ぼくに子どもたちを任せてくれない」 ワ「いいじゃない、そうなれば、そうなったときよ」 私「ぼくは、休んでいていいか?」 ワ「休めばいいのよ。もっと休みを多くして、遊べばいいのよ」 私「迷惑じゃ、ないか?」 ワ「何が?」 私「だって、ぼくが一日中、家の中でゴロゴロしていたら、お前にも、目ざわりだろ? じゃまじゃ、ないか?」 ワ「そんなことないわよ。私は、あなたといっしょにいると、楽しいわ」 私「本当か?」 ワ「本当よ。だから休みを多くして、いっしょに、旅行しようよ。あちこちへ行こうよ」 私「うん……」 ワ「私には、あなたしか、いないのよ。あなたといっしょに、世界中を回りたいわ。オーストラリアにも行きたいわ」 私「うん……」と。 そのとき、細い涙が、頬を伝って下に落ちた。私は、それをワイフに見られないように、手でさっとふいた。 来年のX月には、ワイフをオーストラリアへ連れていくつもり。私が、この37年間、いちばん大切にしていたものを、ワイフに見せてやるつもり。できれば、息子の操縦する飛行機で行きたい。その決心は、できた。 晃子へ、ありがとう! 今のぼくを支えてくれるのは、お前のやさしさだけでしかない。本当に、ありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月02日 10時27分32秒
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