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楽天・日記 by はやし浩司

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2007年02月22日
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カテゴリ:日々の随筆
【今朝・あれこれ】(2月22日)

●自分の体は、自分で守る

++++++++++++++++++

ガス湯沸かし器による一酸化炭素中毒による、
事故死について、各会社は、ひた隠しに
隠しつづけていたらしい。

R社、P社につづいて、こんどは、日本でも
最大手のM社の製品でも、事故死が起きて
いたという。しかも驚くなかれ、その数、
27件! 48人も死亡!

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 ヤフー・ニュースは、つぎのように伝える。

 「M電器産業が製造した小型ガス湯沸かし器で、1986年以降、一酸化炭素(CO)中毒による死亡事故が27件発生、48人が死亡していたことがわかった。

 小型湯沸かし器によるCO中毒の危険性は、R(名古屋市)製品での一連の事故発覚でクローズアップされたが、M社の事故は、件数、死者数とも、リンナイの約5倍にのぼっている。

日本ガス石油機器工業会が今月19日に加盟各社の事故データを開示するまで、M社はこれらの事故を公表しておらず、重大事故を『使い方に問題があった』として片づけてきた、ガス機器業界の対応の甘さが、改めて露呈した形となった」と。

 ……この記事を読んで、まず頭の中にひらめいたのは、「では、石油(灯油)ストーブは安全なのか」という疑問。

 この冬、私は、隣の町に住む、ある知人の家を訪ねた。そのときのこと。部屋へ入るとすぐ、むっとするような石油の燃えたにおい。見ると、その家では、石油ストーブを使っていた。熱気はじゅうぶんだったが、どこか息苦しい。

 私は、石油ストーブにあたっていると、アレルギー反応が起きる。そこであれこれ理由をつけて、何とか、知人の家から退散したものの、そのときすでに頭痛が始まっていた。危険といえば、石油ストーブも、同じようなもの。火力が弱い分だけ、一酸化炭素中毒になる可能性は少ない。しかし簡単に言えば、部屋の中で焚き火をするようなもの。体によいはずはない。

 とくに子どもにはよくない?

 石油は燃えると、水と二酸化炭素に分解する。もちろんもろもろの不純物も含まれているから、それが燃焼して、ススや煙となる。酸素がじゅうぶん供給されていれば、問題はないと思われるが、そうでなければそうでない。

 脳みそは、常に、じゅぶんな酸素を必要とする。実際、石油ストーブのある部屋に長くいると、頭の中がボーッとしてくる。自分でも脳みその活動が低下していくのが、よくわかる。石油ストーブと電動のファンがくっついた、電動ファンヒーターというのもある。室内の二酸化炭素が多くなってくると、「換気してください」というような音声が流れる。

 つまり、それだけ危険だから、こうした警告の音声が流れる。しかし大半の、安価な石油ストーブには、それがない。

 だいじょうぶか? 本当に安全なのか?

 あの天下のM社の製品でも、48人が死亡していたという。けっして、油断してはいけない。つまり自分の体は自分で守る。子どもの脳みそは、私たち親が守る。とくに根拠があるわけではないが、子ども部屋では、石油ストーブは、使わないほうがよいのでは……? できれば、暖房には、安全な電機ストーブを使ったほうがよい。

 私も、こんな事件を経験している。はっきりとした根拠があるわけではないが、酸欠状態が、子どもの脳みそにはよくない例として、聞いてほしい。

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 昔、J君という中学1年生の生徒がいた。その生徒だが、夏休みを境に、まるで別人のように、反応がなくなってしまった。どこか顔に膜がかかったような状態になってしまった。

 何を話しかけても、ただボーッとしているだけ。

 そこで母親に相談すると、母親は、「そう言えば……」と言って、こんな話をしてくれた。

 夏休みの間に、J君の家では、家を改築したという。そのとき、J君は、自分の部屋を使えなくなってしまった。そこでそれまで物置部屋として使っていた部屋を、J君の部屋として使うことになった。部屋といっても、3畳もない部屋だったという。しかも、部屋の中には、「物」がぎっしりと詰まっていた。

 ある朝のこと、その部屋からJ君が、まっさおな顔をして、まるで幽霊のようになって出てきたという。母親がびっくりして声をかけたのだが、しばらくJ君は、半分眠っているのか、気を失っているのかわからないような状態だったという。

 J君は、その狭い部屋の中で、一晩中、クーラーにあたって寝ていたらしい。

ふつう、酸素が不足してくると、寝苦しくなって、体がほてってくる。無意識のうちにも、窓をあけて、外の空気を中に入れようとする。が、J君は、それをしなかった(?)。そのため脳の中が、一時的に酸欠状態になったらしい。

 ……これはあくまでも私の憶測による意見だが、『疑わしきは罰する』。子ども部屋は、常に、換気に注意すること。3畳もない部屋で、クーラーをかけたまま、窓を閉め切って寝るなどということは、脳みそにとっては、自殺行為に等しい。

 ただJ君のケースでは、そのあと、数週間~1か月ほどで、またもとの状態にもどったからよかった。しかしあぶなかったことは、事実。みなさんも、くれぐれも、ご注意。自分の体は、自分で守るしかない!

 M電器産業が製造した小型ガス湯沸かし器による事故死にしても、ひょっとしたら、ほんの氷山の一角かもしれない。





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最終更新日  2007年02月22日 06時21分57秒
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