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カテゴリ:日々の随筆
●あきれた話だが……
++++++++++++++++++ どこかの大学の教授が、不要ゴミを 川原に捨てて、逮捕された。 ある大学の法学部の教授だったという。 警察官に事情を聞かれたとき、「礼状は あるか」と、それを拒否したという。 あきれた話だが……。 ++++++++++++++++++ ヤフー・ニュースは、つぎのように伝える。 『引っ越しの際に不要になったごみを、川岸に不法投棄したとして、広島県警広島北署は27日、福岡県志摩町、広島S大法学部教授、松尾T憲容疑者(48)を、廃棄物処理法違反容疑で逮捕した。容疑を認めているという。 調べでは、松尾容疑者は、今年2月19日午後4時~同5時半ごろ、広島市安佐南区沼田町伴の奥畑川の岸に、車や徒歩などで数回にわたり、不要になった鍋や衣類、カーペット、書類などのごみ計67キロを投棄した疑い。 松尾容疑者は民事訴訟法を専攻し、03年4月から同大に勤務。単身赴任で投棄現場近くのアパートに住んでいたが、今年3月末で退職し、自宅のある福岡県に引っ越しをする作業をしていた。 松尾容疑者はごみを捨てる姿を近所の住民に目撃されており、同署が事情を聴こうとしたところ、「令状はあるのか」と拒否。そのまま福岡県に転居していたという』と。 ++++++++++++++++++++ こうしたエッセーでは、実名を出さないことにしているが、あまりにもあきれた事件なので、実名をそのまま載せることにした。 「法学部の教授がねえ?」というのが、率直な感想だが、世は、インターネット時代。「松雄T憲」で検索すると、150近い検索結果が出てきた。というのも、法学部の教授といっても、いろいろなタイプがある。 純粋に学者畑を歩いて教授になった人もいれば、法曹(弁護士、検事)を経て、教授になった人もいる。松雄なる教授は、有斐閣という、法律の専門書を出版する出版社から、何冊かの専門書を出している。学者畑を歩いてなった教授のようである。 あまりにもあきれた事件なので、これ以上のコメントのしようがない。ないが、これを読んだとき、ムラムラと大きな怒りを私は覚えた。つい先日も、私の家の横の空き地に、ダブルベットを放棄していった人がいた。その処分をするのに、私とワイフで、3、4時間もかかった。こういうのを心理学の世界でも、「同一視」という。「転移」でもよい。『坊主、憎ければ、袈裟まで憎い』という、それである。 今でも、夜中にこっそりやってきて、大きなゴミを捨てていく人は絶えない。物干し台や、自転車など。少し前には、車を捨てていった人もいた! この記事を読んだとき、そのとき覚えた怒りが、そのままムラムラと起きてきた。 が、さらにあきれるのは、警察官が事情を聞こうとしたところ、「礼状はあるか」と、それを拒否した点。 いるいる……こういう権威主義者! バカ者! 広島ではなく、福岡で逮捕されたということだから、一応、福岡まで、逃げていったらしい。 法律家の法律知らずとは、まさに松雄教授のような人間をいう。このタイプの人間は、常識でものを考える前に、「まず、法律ありき」という考え方をする。わかりやすく言えば、法律家として、失格。こういう人間が、法学部の教授として、教壇に立っていたかと思うと、ぞっとする。 で、もうひとつ、インターネットのこわいところ。こうして実名が報道され、あちこちで記事が引用されると、「松雄T憲」という名前は、ほぼ永遠に、そのまま残ってしまうということ。「松雄T憲、ゴミの不法投棄で逮捕」と。つまり法律家としての彼の生命は、それで終わり。 便利な世の中になったが、考えてみれば、これも、恐ろしい話ではないか。昔は、『人のうわさも、45日』と言った。今は、永遠。 (補記) 私はちゃんと、「松雄T憲」と、名前を伏せたぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月28日 15時03分40秒
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