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楽天・日記 by はやし浩司

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2007年06月16日
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カテゴリ:育児問題
●こわい極端主義

 人類は過去、数10万年もの長い間、生きてきた。その間、親は代々、子どもを育ててきた。その人類がいくら変わったといっても、ここ100年や200年の間に変わったと考えるほうがおかしい。子育てもそうだ。

いくら変わったといっても、ここ100年や200年の間に変わったと考えるほうがおかしい。つまりもしだれかの子育て法をみて、「どこか不自然」と感じたら、その子育て法は疑ってみたほうがよい。

 たとえば以前、Tヨットスクールという、これまたおかしな教育法を実践する団体があった。当時の塾長は目下、刑事罰を受けたあと、出所し、現在は、教育評論家(?)として活躍している。それなどもその一例である。

その少しあとには、不登校児やその親に向かって、はげしい罵声を浴びせかけて不登校をなおす(?)という人まで現れた。

私もその人の本を2冊読んでみたが、理論らしい理論がどこにもないのに驚いた。

著者自身も非行少女だったとかで、父親の目を盗んで車を無免許で運転していたとか……。そういうところから彼女の教育法を編み出した(?)ということらしいが、それ以上のことは書いてなかった。

もっとも私がもっている情報は、この2冊の本だけなので、ここでコメントすることはできない。ひょっとしたら彼女の教育法は本当にすばらしい教育法なのかもしれない。あるいはそうでないのかもしれない。しかしどこか不自然である。だいたいにおいて、「不登校をなおす」という言い方がおかしい。不登校を悪と決めてかかっている。本当に不登校は、悪なのか? 正さなければならないことなのか?

 話がそれそうなので、もとに戻すが、子育てで警戒しなければならないのが、極端主義である。子育てというのは、どこか灰色のまま、何となくまあまあの状態でなされていくもの。白黒はっきりさせるのも、ギスギスするのも、子育てではあまりよい結果は生まれない。

そもそも人間という生き物は、いいかげんな生き物なのだ。またそのいいかげんさがあるから、進化した。ここまで生き延びてくることができた。子どももまさにそうで、そのいいかげんさがあるから、その中で羽をのばし、自分をのばすことができる。

 またまた話がそれそうなので、もとに戻す。要するに子育ては、『まじめ7割、いいかげんさ3割』である。しかしこのことは別のところで書いたので、ここまでにしておく。






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最終更新日  2007年06月17日 00時17分35秒
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