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カテゴリ:私が見た映画
●『おくりびと』(A Japanese Movie “Okuri-bito”, a film given an Oscar.) ++++++++++++++ 少し無理をして、映画『おくりびと』を、劇場で見てきた。 「無理をして」というのは、時間がなく、 あれこれ仕事をやりくりして、という意味。 星は、3つの★★★。 笑った。 何度か、ゲラゲラと、口を押さえて笑った。 しかし涙の部分は、ついていけなかった。 映画の最初の部分で、結末が予想できてしまった。 「この映画は、父親の葬儀をしなければ、しめくくれないぞ」と。 そんなわけで、涙がポロポロ……というわけにはいかなかった。 ++++++++++++++ 「オスカー受賞作品だぞ。どうしてそれが星が3つなのだ!」と、 叱られそうだが、だからこそ、あえて星は3つにした。 (5つもつけたら、私が賞に迎合したことになる!) 全体に、劇団ぽさが残る映画。 演技がおおげさで、りきみ過ぎ。 納棺師という職業をけなす風呂屋の男にしても、 また葬儀屋の女事務員にしても、顔と表情だけで演技している。 最後に、父親の遺体を棺桶におさめる男たちの演技も、わざとらしい。 脇をかためる俳優たちが、もう少し、自然に演技していれば、 星は4つ。 あとは画像が暗く、予算もかけていない。 「どこか発展途上国の映画」という印象ももった。 もう一言。 死んだ父親が、息子(納棺師)がくれた石を握ったまま 死んでいたという話は、デキスギ。 どこか『一杯のかけそば』風。 「お涙、頂戴」という重要なシーンだが、このシーンは、 映画の途中で、予想できてしまった。 似たような映画に、『マジソン群の橋』がある。 最後のシーンで、フランチェスカが、ロバートの遺品から、 メモを見つけて涙をこぼすシーンがある。 あのときは予想していなかっただけに、涙を誘った。 ……とまあ、けなしてばかりいてはいけない。 日本映画の中では、群を抜いてよい映画であることは事実。 劇場まで足を運んで見る価値は、じゅうぶんある。 実のところ、その2日前に、ウィル・スミスの『7つの贈り物』を見た。 その疲れが残っていたのかもしれない。 頭の中で、2つの映画が、ダブってしまった。 『7つの贈り物』も、似たような「お涙、頂戴映画」だが、 これも、星は3つの、★★★。 あえて比較するなら、『7つの贈り物』は、おとなの映画。 『おくりびと』は、おとなになる前の、未成熟なおとなの映画。 セックスシーンだけを見ても、それがわかる。 今週は、いよいよ『オーストラリア』を見る。 楽しみ。 待ってましたア! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月08日 11時42分06秒
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