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楽天・日記 by はやし浩司

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2009年03月08日
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カテゴリ:私が見た映画

●『おくりびと』(A Japanese Movie “Okuri-bito”, a film given an Oscar.)

++++++++++++++

少し無理をして、映画『おくりびと』を、劇場で見てきた。
「無理をして」というのは、時間がなく、
あれこれ仕事をやりくりして、という意味。

星は、3つの★★★。
笑った。
何度か、ゲラゲラと、口を押さえて笑った。
しかし涙の部分は、ついていけなかった。
映画の最初の部分で、結末が予想できてしまった。
「この映画は、父親の葬儀をしなければ、しめくくれないぞ」と。
そんなわけで、涙がポロポロ……というわけにはいかなかった。

++++++++++++++

「オスカー受賞作品だぞ。どうしてそれが星が3つなのだ!」と、
叱られそうだが、だからこそ、あえて星は3つにした。
(5つもつけたら、私が賞に迎合したことになる!)

全体に、劇団ぽさが残る映画。
演技がおおげさで、りきみ過ぎ。
納棺師という職業をけなす風呂屋の男にしても、
また葬儀屋の女事務員にしても、顔と表情だけで演技している。
最後に、父親の遺体を棺桶におさめる男たちの演技も、わざとらしい。
脇をかためる俳優たちが、もう少し、自然に演技していれば、
星は4つ。

あとは画像が暗く、予算もかけていない。
「どこか発展途上国の映画」という印象ももった。

もう一言。
死んだ父親が、息子(納棺師)がくれた石を握ったまま
死んでいたという話は、デキスギ。
どこか『一杯のかけそば』風。
「お涙、頂戴」という重要なシーンだが、このシーンは、
映画の途中で、予想できてしまった。

似たような映画に、『マジソン群の橋』がある。
最後のシーンで、フランチェスカが、ロバートの遺品から、
メモを見つけて涙をこぼすシーンがある。
あのときは予想していなかっただけに、涙を誘った。

……とまあ、けなしてばかりいてはいけない。
日本映画の中では、群を抜いてよい映画であることは事実。
劇場まで足を運んで見る価値は、じゅうぶんある。

実のところ、その2日前に、ウィル・スミスの『7つの贈り物』を見た。
その疲れが残っていたのかもしれない。
頭の中で、2つの映画が、ダブってしまった。
『7つの贈り物』も、似たような「お涙、頂戴映画」だが、
これも、星は3つの、★★★。
あえて比較するなら、『7つの贈り物』は、おとなの映画。
『おくりびと』は、おとなになる前の、未成熟なおとなの映画。
セックスシーンだけを見ても、それがわかる。

今週は、いよいよ『オーストラリア』を見る。
楽しみ。
待ってましたア!







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最終更新日  2009年03月08日 11時42分06秒
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