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カテゴリ:社会時評
●静岡県県知事選
++++++++++++++++++ I現知事の辞職にともなって、静岡県で 県知事選が始まった。 静岡県元副知事である、SK氏と、元民主党参議院 議員のUN氏の、事実上の一騎打ち。 ++++++++++++++++++ ●官僚主義 知事選もさることながら、興味深いのは、元副知事である、SK氏の略歴。 C新聞にはこうある。 「……東大法学部から労働省(現厚生労働省)に入省。 1996年7月に県副知事を務め、厚労省職業能力開発局長などを歴任して、 2004年7月の参院選で初当選した」と。 SK氏は、つまり(労働省)と(議員)と(副知事)の間を、行ったり来たり しているのが、これでわかる。 ご存知の方も多いと思うが、天下りでやってきた官僚知事、副知事、大都市の 市長たちは、任期が切れたり、再選挙で落選したりすると、そのまままた、元の ポストに戻ることができる。 少し前まで浜松市長をしていたX氏にしても、そうだ。 再選選挙で敗れたあと、現在は、外務省に復帰している。 しかし、だ、こんなバカげた制度がどこにある! たとえばあなた自身のこととして考えてみればよい。 私のことでもよい。 仮に私が選挙に出たら、その日から仕事はストップ。 会社員であれば、ポストを失う。 で、しばらく副知事なら副知事を務めたとしよう。 その間に、元の職場の人脈は途絶える。 で、そのあと再選選挙で敗れたら、どうなるか? たいていの議員は、そのまま野に放り出される。 が、官僚たちだけは、別。 別格扱い。 どこまでも手厚く、身分が保障されている。 選挙に敗れても、職(=収入)を失うことはない。 元の役所に戻ればよい。 むしろ以前にもまして、箔がつく。 ほとんどのばあい、そのまま昇格。 こんなところにも、日本の官僚制度がはびこっている! 官僚たちだけは、「はい、行ってきます!」というような気分で、(多分?)、 地方へ天下りすることができる。 選挙といっても、背水の陣で臨む必要はまったく、ない。 その分だけ、官僚に有利! たまたま昨日、J党とM党の党首討論会がもたれた。 その討論会でも、日本の官僚主義が問題になった。 そう、日本が民主主義国家と思っているのは、日本人だけ。 世界中の、だれも、そんなふうには思っていない。 日本は、世界に名だたる官僚主義国家。 奈良時代の昔から官僚主義国家。 見方によっては、あのK国とどこもちがわない。 制度的には、まったく同じ。 いいのか、日本! このままで! Hiroshi Hayashi++++++++May. 09+++++++++はやし浩司 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月28日 10時39分52秒
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