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楽天・日記 by はやし浩司

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2009年06月19日
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カテゴリ:社会時評
●私のBLOGへのコメント

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私のBLOGへ、毎日多くの人がコメントを
寄せてくれる。
もちろん、みながみな、好意的というわけではない。
コメントを書いてくる人は、たいてい批判的。

で、そういうコメントを読んでいると、いろいろな
ことに気づく。

たとえば(G-Blog)へのコメントを並べてみる。
これらは去る4月、私が書いた、「K国のミサイル迎撃反対」という記事に対する
コメントである。

★「あんたの頭上には来ないからな」(あきれた様より)

★「ガラクタに近いロケットでも日本に落ちてきたら大惨事だろ」(Unknown様より)

★「あなたみたいな、直ぐに騙される日本人を眺めて、アメリカの「戦争屋」は腹を抱えて笑っているでしょうね」(SAMU様より)。

★「あんた何者?教育学者?ダカラって、ほとんどの人が使っていると思うけど。皆、思考力なしってこと?」(Unknown様より)

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●捨てゼリフ

 日本語には、「捨てゼリフ」という言葉がある。
相手の心臓をえぐるような鋭い言葉を、短く発して、その場をさる。
それが捨てゼリフ。

 ここにあげたコメントは、どれも捨てゼリフと考えてよい。
(それとも長い文章を書く時間がないのかもしれない。)
捨てゼリフであるだけに、論理性がない。
感情的。
文章の中のささいな記述ミスをおおげさにとらえて、全文、さらには私の全人格まで
否定する。
 
 で、こうした捨てゼリフには、反論のしようがない。
さらに言えば、その向うにあるのは、(撃ち落としてしまえ)式の感情論。
感情論には感情論で答えるしかない。
しかしそれを繰り返していたら、喧嘩になるだけ。

 コメントを書いてくれた人たちの気持ちもよくわかる。
わかるが、私としては、どう答えてよいのか。

 ひとつSAMU様の意見には、「?」をつけたい。
SAMU様は、「アメリカは極東でわざと緊張感を演出し、武器で儲けようとしている」
という趣旨のことを書いている。

 同じような意見を、K国の中枢部の人たちも言っている。
「日本は、朝鮮半島への再侵略を試みている」と。

 アメリカはともかくも、日本にそんな意思がないことは、日本人なら、みな知っている。
同じようにアメリカ人にも、そんな意思はもう、ない。
その余裕もない。

 たしかにアメリカは軍需産業国家である。
武器を売ることで、国を支えている。
戦争が起これば起こるほど、武器は売れ、ついでにドルの価値は高くなる。

 しかし私たちは、今、現実を見なければならない。
それがどういう理由であるにせよ、K国は、核兵器を作り、ミサイルを作っている。
K国の高官自身が暴露しているように、これらは「日本向け」である。
そういう現実を前にして、日本は、何ができる?
外交能力にしても、拉致問題ひとつ解決できずにいる。
ここはアメリカにすがるしかない。
そういう現実を前にして、「アメリカの戦争屋は腹を抱えて笑っているでしょうね」
は、ない。

 身近な殺人事件にしても、あるいは国家的な戦争にしても、そのほとんどは、
感情論が肥大化し、その臨界点を超えたときに起こる。
私たちがもっとも警戒すべきことは、実は戦争ではなく、こうした感情論である。
論理ではない。
感情論である。
感情論こそが、私たちの大敵ということになる。

 そういう視点から、読者のみなさんも、もう一度、これらのコメントを読み直して
みてほしい。
(090619記)


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司






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最終更新日  2009年06月19日 08時45分00秒
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