全て
| カテゴリ未分類
| 育児問題
| 教育問題
| 子どもの問題
| 育児エッセー
| 人生論
| 時事問題
| 日々の随筆
| 家族のこと
| 自分(はやし浩司)史
| 友人より
| BW教室のこと
| 生きザマの問題
| 心の問題
| 育児のコツ
| 親子の問題
| 宗教問題(心の問題)
| 幼児・子どもの心理
| 老人問題
| 【保存原稿・SS】
| 旅行記
| ニュース
| 子どもの世界
| 私が見た映画
| ●宗教
| ●日本について
| 社会時評
| 夫婦の問題
| ●経済について(日本+国際)
| 英語のことわざ
| ★BW方式
| 小説
| BW教室
カテゴリ:社会時評
●静岡県・知事選(民主主義の危機)(改)
++++++++++++++++ 静岡県の知事選が始まった。 4氏が立候補している。 保守系(前副知事)が1人。 野党系が候補統一に失敗し、今のところ 保守系候補が有利。 同時に、昨日、こんなニュースが伝わってきた。 何でもJ党が、宮崎県のA知事に、衆院選挙 への出馬を要請したという。 が、驚くべき発言が、そのA知事の口から出た。 「総裁候補にしてくれるなら、受ける」と。 A知事というのは、元、お笑いタレント。 それに対して、野党がいっせいに、反発。 「J党も、ここまで落ちぶれたのか」(亀井氏)と。 そう、J党は、ここまで落ちぶれた! ++++++++++++++++++ ●民主主義の危機 どうしてAS氏のような人が、総理大臣? どうしてAZ氏のような人が、宮崎県の県知事? 「あんな人物が?」と言ってもよい。 ……良識のある人なら、みな、そう思っている。 「選挙で選ばれたのだから、民衆の代表」ということになるが、もしそうなら、 それこそ民主主義政治の欠陥と断言してもよい。 知名度や家柄だけで議員が決まるとしたら、選挙そのものが意義をなくす。 もっとも、民主主義が生まれたころには、(マスコミ)は、まだ存在していなかった。 かくもマスコミが選挙に影響を与えるなどとは、だれも予想していなかった。 が、今は、ちがう。 その一例が、宮崎県知事ということになる。 このあたりで、一度、(知名度)と(選挙)の関係について、だれかが断をくだして おかないと、日本のみならず、世界中がメチャメチャになってしまう。 もっともそれに対抗する方法がないわけではない。 有権者である私たちが、より賢くなることである。 が、それよりも先に、民主主義の欠陥ばかりが、肥大化する。 良識をもった人たちの良識など、こうした欠陥の前では、嵐の中のローソクのようなもの。 その結果が、AS総理大臣ということになる。 AZ宮崎県県知事ということになる。 何が、総裁候補だ! バカも休み休み言え……と書きたいが、今、日本の民主主義政治は、そこまで堕落して いる。 ●落下傘候補 これは何も静岡県のことだけにかぎらない。 今、全国の都道府県+大都市では、落下傘のように、中央の官庁から候補者がおりてきて、 県や大都市で、要職の選挙戦を繰り広げる。 選挙などというものは、いわば(飾り)のようなもの。 当選すれば、そのまま要職に。 落選すれば、また元の職場に復帰。 称して「落下傘候補」という。 「中央から来た」というだけで、何でもありがたがる、この田舎根性。あさましさ。 一方、「中央から来てやった」という、この中央集権意識、あさましさ。 この両者の(あさましさ)が合体して、今の日本がある。 たしかにこうした落下傘候補は、中央官庁とのパイプは太い。 だから巨額の建設資金を中央から、呼び込むことができる。 その結果が、サッカー場であり、空港ということになる(静岡県)。 しかしそれで潤ったのは、建設業界だけ。 残ったのは、場違いなほど立派な箱モノと、この先延々とつづく、赤字、また赤字。 当然、その赤字は、県民が負担することになる。 この浜松市にしても、駅前に、これまた立派な、アクトタワーという建物がある。 建設費は2000億円とも3000億円とも言われている。 いったい、どれだけの税金が投入されたのか、されなかったのか、いまだもって、 よくわからない。 が、そのアクトタワーが生み出している利益など、ほとんどない。 市は、(公務員だから)、職員の人件費などはすべて棚にあげて、「黒字になった」 とさかんに宣伝している。 しかし「黒字」程度では、私たちは納得しない。 当時、2000億円を、年率5%で貯金しても、毎年、50億円の利息が手に入った はず。 つまりそれ以上のものを稼いで、はじめて「黒字」と言ってほしい。 もうバカげた箱モノ作りはやめよう。 それがいかにバカげているかは、あの簡保センターを見ればわかるはず。 数10億円もかけて作った箱モノが、たったの数万円! こうして私やあなたの税金が、日々に、ドブへ、ドブへと捨てられている! (参考) 時事通信はつぎのように伝える。 『自民党の古賀誠選対委員長は23日(090623)、宮崎県庁でAZ夫知事と会談し、「今の自民党にない新しいエネルギーが欲しい」と次期衆院選への出馬を要請した。これに対し、知事は「わたしを次期総裁候補として、次の衆院選を戦う覚悟があるのか」と条件を提示し、即答を避けた』と。 これに対して、JIJICOMは、次のように伝える。 『…… 「ここまで落ちたか、もの悲しい」―。国民新党の亀井静香代表代行は24日の記者会見で、自民党の古賀誠選対委員長がAZ宮崎県知事に次期衆院選への出馬を要請したことについて、自民党が落ちぶれたと嘆いてみせた。 亀井氏は「自民党は人材がいないということを天下にさらした」と指摘し、「わらにもすがる思いで(AZ氏に)頼る(つもりの)ようだが、大いに最後のあがきをおやりになればいい」。衆院選後の政権交代を疑わないだけに、「自民党もそれなりの終えんを迎えてもらいたい。散るも桜。散り際が良ければまた芽が吹く」とも語った』と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月26日 08時19分17秒
[社会時評] カテゴリの最新記事
|