テント担いで黒部源流の山々へ(1)太郎平まで
10月5日~8日に歩いた黒部源流の山々 素晴らしい思い出になりました。 めざす黒部五郎岳 人気blogランキングへ ↑ 奈落の底へ落ち込んでいるhimekyonにクリックしてね10月4日上野23時33分発、急行「能登」に乗り込んで一路富山へ今回は、テントソロをもくろんでいたあるお方に強引に参加表明をしたhimekyon夜行バスはすでに満席、久しぶりに夜行列車利用となる昼間はごったがえす上野駅も23時を過ぎると、ときおり発車を知らせるアナウンスの声だけが響く静かな駅と変わっている 急行「能登」女性専用車があるというので、予約してみたが1両に10名そこそこ、他の車両もガラガラだった初めて夜行列車を利用したのは7年前、白馬三山縦走のとき、混雑のなか、席は確保できたものの、消灯しない車内、宴会をやっている人たちの声、停車駅ごとのアナウンスなどで眠れぬ一夜を過ごし、寝不足から白馬大雪渓では高山病を起こして、やっとのおもいで白馬山荘に着いた苦い経験がある。。。急行「能登」古い型の特急車両、小さいながらもブランケットが置いてある。高崎を過ぎると車内も少し照明が落ち、停車アナウンスも5時までは控えるとのこと、線路を走る規則的な音と時折息をするかのような汽笛?の音、窓を打つ雨音を遠くに聞きながら、うとうとしたようで、気がつくと雨が上がった白みかけた富山平野に入っていた。富山駅に到着立山方面行の待合室へ行くと、すでに大阪から到着していたあのおかたが待っていた8月の表銀座縦走のうずみんさんとOちゃん、2ケ月ぶりの再会だ。うずみんさんのおつれさまOちゃんも当初参加予定ではなかったのでひとり静かにテントソロを計画していたはずなのに、結局はまた3人になっちゃった。定刻6時28分立山行の電車に乗り、目的地への降車駅「有峰口」へ、駅に降り立つとすでに折立行のバスが待っていた。平日というのに、20数名の乗客、結構いるものなのだ。 有峰口駅去年の夏、一人降り立った登山口に、今日は3人で・・・時折日差しがでて、これからはじまる4日間の長い道のりを祈ってくれているようだ8時半、いよいよ出発 折立登山口樹林帯の急登を歩き出すと、にわかに雨が落ちてきて、合羽をつけるほどに降ってきた。、あらら、予報と違うわよ。晴れ間も出てたじゃない・・・・ 愛知大学遭難碑 昭和38年正月(三八豪雪)愛知大学の学生13人が 豪雪で薬師岳登頂を断念して下山途中ルートを間違えて全員遭難死した軽快に歩く2人、相変わらず亀足のhimekyon、ゼーゼーハーハーいいながら三角点にたどり着くといつしか雨は上がり、青空も見えている。あまりの鈍足に、2人には先に行ってもらうことにして、テン場で落ち合いましょう。やっぱり2人と歩くのは無理なのかもしれないな・・・・と思いながら、ひとり太郎平を目指して。 三角点から上は青空も見え出して夏は一面のお花畑となる登山道も今は草紅葉に彩られ、ときおり、ガスの切れ間から雄大な薬師岳が姿を現して、疲れた体を癒してくれている。太郎平への登山道はなだらかなアップダウンを繰り返す整備された岩畳、去年の夏は小屋近くで雷雨にあって、一目散で小屋を目指したんだな・・・と懐かしく思い出しながら。 ときおり姿をみせる薬師岳 草紅葉と紅葉13時45分太郎平到着、うずらさんたちは13時15分に到着していたという。風も冷たく体が冷えてしまった2人には申し訳なく、「やっぱり2人と歩くのは無理だね」30分の差は大きすぎ、この差に落ち込むhimekyonだった。 ナナカマドは色づいてテン場は小屋から20分ほど離れた薬師峠にあるという。えー、なんでそんなに遠いのよ・・・・アップダウンもあり、明日の登り返しがつらそう・・・それでも、水場とトイレが完備してるというのでちょっと安心。テン場に着くとすでに3張のテントが、この時期でもいるものなんだな~ 残照に輝く樹林帯テント設営後、コーヒータイムでまったりとしてから・・・テントに落ち着き荷物の整理 テント設営後、マッタリとコーヒータイム暗くならないうちに、早めに食事をしましょうhimekyonは荷物を軽くするために(実際は18キロで重かったけど・・)食事は簡単なものばかり・・・ところがうずみんさんときたら・・な、なんと進化していた~表銀座縦走までのアルファ米一色の食事から一変、生ものが出てくる、出てくる。。。。指をくわえてみているhimekyon。よーし、次はがんばるぞ~ この差はなんなのだーー(ーー;) 進化したうずさん料理はタンドリーチキン寝る前に3人でトイレに・・こんなところではとても一人では行けないよ。空にはきらめく星が、彼方には富山の街灯りが・・・去年、白馬岳~朝日岳を歩いたときに朝日小屋からみた富山の街灯り、離れているのに同じ富山の灯りを見ることに感激。夜は静かに更けていきました。2日目へ続く 人気blogランキングへ ↑ クリックありがとうございます。