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2009.04.10
カテゴリ：うつ病について
内因性のうつ病の場合は、脳内物質が足りないので、うつ病の薬の長期投与である程度 症状は改善するものと思います。 でも、うつ状態というのは、現実的に現因があるから起きる、普通の方でも なりうる症状なのです。 普通の方がもしうつ状態なのにうつ病と診断されて、うつ病の薬を飲み続けたとしたら 眠気が強かったり、作用が副作用的な身体の反応となり、もし、長期間その薬を 飲み続けたら、違う病気を作ってしまうのではないか？と恐ろしくなってしまいます。 （第４世代の抗うつ剤は副作用がほとんどないと言われていますが、 私の尊敬する医師の話では、人それぞれの症状や状況などによって作用が副作用に なってしまう事があるようです。） 普通の方が飲んでもほとんど大丈夫な治療薬が、ちゃんと原因があるうつ状態の治療薬です。 うつ病の患者さんの治療薬と、うつ状態の治療薬では雲泥の差が実はあったのです。 （今はどちらの症状にも効くと言われている第４世代の薬がありますが、万能薬は 絶対にないのが現状なのです。今現在も医師の技量とさじ加減が重要なのです。） 全部のお医者さんではありませんが、このように勘違いされて、坑うつ薬を処方して 患者さんが悪くなるだけで、まったく治療になっていないお医者さんも実は 居るのです。 そして、その患者さんの病気の心理を分析できず、その患者さんにとって 何が最善なのか判断出来ていないお医者さんが多々居ることも現実です。 これは、少子化社会で兄弟が少なかったり、勉強一筋で人間関係が一番大事な 青春期に形成出来なかったお医者さんが増えているからだと私は思います。 友達の少ない、勉強の頭はいいけど、人の心の痛みが教科書上でしか 解らない、お医者さんは確実に多くなっています。（私は精神科しか知りませんが） こんな時代ですから、自分の病気は自分で分析して、納得がいかなかったら セカンドオピニオンで、自分がお医者さんを選ぶ時代だと私は思います。 私が尊敬できる医師は、うつ病なのか？うつ状態なのか？の判断がきちんとでき その患者さんに合った治療薬で治療できる医師なのです。 患者さんに合った治療薬で治療できるお医者さん、 こんなのお医者さんなら知識があるから当たり前と思われる方が沢山おられる物と 思いますが、私は今までの２０年以上の経験で、そんな精神科医に数名しか 合った事がないのが現状なのです。 前にパニック障害について書かせてもらった時に、びっくり仰天病という名なら パニックを起こした患者さんが、自分の病気を認識しにくく、患者さんが恐怖感を いだきにくくなると書いた事があります。 うつ病に関しても、原因があり、一般の方でもなりうるうつ状態なら それほど恐怖は抱かないのではないかと思います。 ここが、精神治療では一番大事なところなのです。 心の病気は検査にも出ず、眼に見えないものです。治療者が無意味な恐怖感を 患者さんに与える事が、一番難治の病気を作りだしてしまうものなのです。 うつ病は原因不明の難治の病気です。でも、原因があるうつ状態は心の筋肉を 作って、原因を認識できるようにカウンセリングをする事で、それが患者さんの 経験となって、結果が出せれば、改善できる病気なのです。 恐怖感と安心・・・・ 患者さんのあなたは、そして、治療をする側のあなたならどちらを選びますか？ と聞かれた時に、あなたは何と答えるでしょうか？ それが現代うつ病の答えではないかと思います。 ここをクリックしてね  にほんブログ村 にほんブログ村 スピリチュアル・精神世界  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[うつ病について] カテゴリの最新記事
『うつ』についてわかりやすく説明して頂いてありがとうございます。ゴルさんの説明は本当にわかりやすくて有難いです。
病の名前のために、病気が一人歩きしてしまう可能性もあるのでしょうね。。。お医者様も大変だと思いますが、苦しんでいる人もたくさん存在する深刻な問題だと思います。 一昔前は、『鬱』という言葉もまだ今ほど一般的ではなかったでしょうから、理解されるまで大変だったと思います。自分がうつ状態だという事にも気がつかない場合もあったのでしょうね。 今は大丈夫ですが、十数年前に本当に気持ちが病んでいた時があり、気力が全くありませんでした。それには理由があったのですが、心配した姉が「理由があって良かった…」と言っていたのを思い出しました。 2年前夫が他界した時も、1ヶ月位外に出る事すらままならなかったのですが周囲の人たちから良い薬（前向きな気持ち）を与えて頂き、今に至っています。 ゴルさんの日記も、とても良いお薬だと思います。きっかけって、何気に大事ですね！ (2009.04.10 22:55:49)
わたしの職場でも、うつ病で治療中という同僚がおりまして、とうとう今月で退職します。私よりずっと若いかたですが、とにかく全神経を相手に嫌われないようにと集中しているので、かわいそうでした。ただ、それとは別に、上司の一貫性のない行動に腹が立って仕方がない、今日この頃です。
いつも、知りたい事がテーマになっているので次が楽しみです。 (2009.04.10 23:56:28)
先日はご相談に乗って頂き、ありがとうございました。
もう何年も前になりますが、初めての出産後に子育ての不安やら、その他色々な心配もあって、1～2ヶ月くらいうつ病になってしまうんじゃないか？と思うほど、クヨクヨしていた時期がありました。それが2ヶ月くらいを境に、ケロっと元気になってしまい、自分でもビックリした事があるんですが、悩みなどもそうですが、ホルモンの増減？がうつのきっかけになる事もあるのかな？と感じました。友人も子宮筋腫の治療でホルモン投与を受けている時に、かなり沈んでた時期がありました。出産、更年期などのホルモンが増減する時期は、個人差がかなり大きいと思いますが、私的には とても気になっています。 (2009.04.11 00:20:06)
くろのんさん
人間の気持ちって本当に複雑ですよね。でもシンプルに考えると、結構、単純なんですよね。難しく考えて自分の行き方を難しくするより、自分で解りやすいようにシンプルにして、行ったほうが、きっかけもつかみやすいと思います。暖かいコメントありがとうございました。 (2009.04.11 01:11:21)
pikkoroさん
上司の２重指示ほど危険な物はないですよね。 子供を育てる時に２重指示で育てると、分裂病（統合失調症）になると言われています。 仕事場がまとまらない危険性大ですね。誰かキーパーソンが居るといいですね。 (2009.04.11 01:15:08)
みなさん
その通りだと思います。ホルモンのバランスはかなり、人間の意欲の増減に関与しているんですよ。 脳が指令を出した後に、動き出すのがホルモンですからね。特に更年期障害や、卵巣に関わるうつ的な症状はホルモンの関与大ですね。 (2009.04.11 01:20:27)
病気は体の問題だけでなく、心から来ている事も多いですよね。カウンセラーなどが、もっと一般的になれば、病気ももっと減るんじゃないかという気がします。
少し話が反れるかも知れませんが、知り合いの女性で恋人が病気で亡くなってしまい、何年も塞ぎ込んでいましたが、とうとう本人も急性白血病になってしまい、亡くなったと聞きました。寿命もあったのかも知れませんが、心の持ち方から病気になったのでは？と感じています。 ご相談なのですが、この方は成仏しているのでしょうか？あまり親しくなかったんですが、何度も私の意識にのぼるので、もしかしてゴルさんをアテにしているんじゃ（笑）ないかという気がするのですが。 いつもご相談してしまって、すみません。 (2009.04.11 08:45:09)
みなさん
みなさんのイメージはいつもながら、素晴らしいですね。ですから、前にこの女性の方も浄化しているんですね。今回の質問には、その恋人の方がその女性の方を追い続けて成仏出来ずに居ました。 これは、その恋人が亡くなってから、ずっとその女性の方が、その恋人を追い続けていたからですね。 みなさんのお陰で成仏しました。男性の方は凄く優しい方だったようで、感謝しています。 (2009.04.11 10:09:16)
ゴル２００１さん
そうだったのですか。ビックリです。 ご相談してみようか・・・やっぱり ずうずうしいかな・・・？やめようかな・・・と迷っていたのですが、 何度も意識に出てくるので、思い切って書き込みしました。お手数おかけしてしまって、すみません。 ありがとうございました。 感謝しきれない気持ちです。ありがとうございました。 (2009.04.11 17:59:57)
＞くろのんさん
こんにちは。 くろのんさんも旦那さまを亡くされているのですね。 「配偶者の死」は精神的ストレスの中でかなり大きなウェイトを占めるようです。 『配偶者の死を１００としますと、離婚が７３、ケガ・病気が５３、職を失うことが４７、お金のトラブルが３０。』だそうです。 くろのんさんもゴルさんも、今お元気にされていて何よりです。「時間薬(ときぐすり)」という言葉もありますしね。ゴルさんの日記もまた『よいお薬』ですね(^-^* (2009.04.12 18:50:38)
ふるーるさん
そうですよね、私の妻が癌になった頃はよく、何でうちだけと何度も考えた事がありました。 みんなそれぞれありますものね。本当にお互い様ですよね。４年という時間薬が解決してくれました。 (2009.04.12 19:05:37)
ふるーるさんありがとうございます！
「時間薬(ときぐすり)」、とても良い言葉ですよね。 このような立場になって、早くに私のような経験をした人が実はたくさんいるという事改めて実感しました。 必ず大事な人との別れがあるとはわかっていても、“今”が当たり前になっていたのですね。 ゴルさんの日記を読んで、心の大きさと優しさ、時には自分にも厳しい姿勢に感銘を受けました。 ゴルさんからの言葉で、一番好きな言葉が『自分らしく楽しく』です！ ふるーるさんを含め、本当にこちらのコメント欄を見てると暖かい気持ちになります。 のろけに聞こえるかもしれませんが、本当に夫と出会って私は幸せ者だと思います。こんな事を人様に言えるようになったのも、このブログのおかげだと思います。感謝です。 (2009.04.12 20:13:11)
こちらこそ、ゴルさんのお話・くろのんさんや他の皆様のコメントをいつも有難く拝見しています。
どうもありがとうございます(^-^* 奥様・旦那様との死別は、想像は出来ても、やはり体験された方のお言葉は圧倒的に重みが違います。 私にもいつかはお別れの時が来ますが、くろのんさんのお言葉で、「別れの哀しさ」よりも「出逢えた喜び」を大切にしようと思いました。 (2009.04.13 12:15:05)
ふるーるさん
くろのんさん、ふるーるさん、暖かいコメントありがとうございます。人にはいろいろな出会いがありますが、こんな出会いも大切にして行きたいですね。 (2009.04.13 20:12:29)
うつ病とうつ状態の違いが、頭の中ですっきりしました。
ありがとうございます。 私の会社にも、最近『うつ』『適応障害』などで休職している人が増えているそうです。 実際、前に私がいた部署でも、上司が変わった途端に休職し、退職された先輩がいました。 今の部署に移ってからも、直の上司（主任）がその上司（課長）と考え方が合わずうつ病と診断され現在休職中です。 このとき、うつ病と診断されて出勤してくる人との通常業務は周りが神経病になりそうな感じでした。 また管理職にも神経性疾患が頻発している状態で(従業員千人くらいの会社で）皆病んでるという感じです。 最近、うつ病の情報が耳に入るようになり、実は私も数年前、大きな環境変化に心が潰れそうになり眠れない・笑えない・夜になると泣いてばかり…完全にうつ状態だったのだと今頃気づきました。 どうにか克服できたのは、暮らしていくには休めないという動機と、いろいろな精神世界の本を読みあさったり、時間という妙薬、と周囲の温かさのお陰かなと思っています。 今でもたまに、とても力を感じられず将来に絶望し死にたくなる時があるのですが、ホルモンのせいだ！と思うようにしています。 きっと私も病院に行けば、何らかの病名をつけられるのかな～と思ったりします。 社会全体が病んでしまう傾向にあるような気になる時があります。 うちの会社は理系の技術者が多く、社会生活に馴染めない人間生活に適応出来ない人でも、会社では評価されてしまう妙な世界だなと感じます。 負の連鎖が断てるよう、私にもできることはないのか日々考えてしまいます。 これもプラスのイメージで跳ね除ければ、少しは良いのでしょうか？ (2009.09.24 01:59:16) |
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