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豊橋市西幸町に「ベルカント」さんという素晴らしいケーキ屋さんがあります。
ぼくは甘いモノが割とスキでして、ときどきケーキなんぞも夜な夜な食べたりするのですが、 ベルカントさんのそれは、そりゃーもう美味しいですよ。
そして、ベルカントさんのことを好きな一番大きな理由がこの笑顔です。
ベルカントさんのオーナーシェフ、高橋大介さんです。 知識も技術もたくさん持ってるのに、 ぜんぜん偉ぶらないで、すごく謙虚で誠実なすばらしい方です。
先日、そんなベルカントさんのケーキ作りの現場にお邪魔させてもらいました。
今回は、ベルカントさん今年からの新商品であるバウムクーヘン「幸の御縁(みゆきのごえん)」を作るところを見学させていただきました。
今では、スーパーマーケットなどでもよく目にするようになった丸い輪が何層にも重なったバウムクーヘン。 あれの作り方って想像できます?
バウムクーヘンは、それ専用のオーブンで何度も何度も生地を重ね、回転しながらながら焼き上げていきます。
ぼくも今回、見させていただいて初めて知ったのですが、 機械で焼き上げるとはいえ、多くの部分で、”職人の技”というものが必要になってきます。
生地の温度や、直径が大きくなるにつれての遠心力の増大、 回転の速度や生地の膨張率などを考慮しながら焼き上げていきます。
最初は細い棒状のものだったものが、何度も何度も重ねていくうちに、だんだんと太くなっていきます。
高橋シェフはこの焼き上がっていくケーキを見て、 「だんだん育ってきましたね~。」 と表現していました。
なんだか嬉しくなるような言葉でしたね。
そうして、焼き初めから時間にして約1時間半、 21回、層を重ねたところで、回転の速度を落とし、 最期じっくりと焼き色を付けて完成です。
この焼き上がったとき、厨房の中には、甘くて香ばしい香りが充満していました。
高橋シェフに、バウムクーヘンを作ろうと思った経緯を伺ってみました。
まずひとつは、バウムクーヘンは手土産にも適しているので、この商品によって縁が広がっていき、お客様の笑顔が増えていけば、という想いから。
そしてもうひとつの理由をきいたとき、ぼくはなんだか嬉しくなってしまいました。
高橋シェフのご実家は、新所原で老舗のケーキ屋さんを営んでいます。 高橋シェフがまだ幼いころ、お父さんがバウムクーヘンを焼いている背中を見て育ったそうです。
「その頃の想いが原点なんですかねー」 なんて高橋シェフはいつもの優しい表情でおっしゃっていました。
「幸の御縁」と名付けられたベルカントさんのバウムクーヘン。 ぜひぜひです。
■ ベルカント ■ ~gateau~ Bel Canto 愛知県豊橋市西幸町字古並268番地の2 電話・0532(48)5526
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最終更新日
2011年11月05日 17時28分34秒
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