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カテゴリ:スポーツ
野村克也監督が村上龍の番組、カンブリア宮殿で部下の叱り方に関した話は印象的だったのでメモしてみた。
星野仙一氏とは対照的、知将、野村克也監督はけっして怒鳴らない。 「良かったところは何もない・・・」「基本通りのピッチングをしていない・・・」 ぼやいてぼやいて時々ほめる。「マー君、神の子、不思議な子・・・」 人間は、「無視」「称賛」「非難」という段階でよく試されているというんですよ。 あっそれはなるほどそうだと。だからもう素質のない二軍のこの辺の選手は本当にまったく無視ですよね。 それでこいつはよくなってくるなと思うと、自然に褒めたり、声をかけたりしますよね。 主力選手をやってくれないと困ると言う段階の主力選手になると、やっぱり自然に非難する。言うことが厳しくなる。だからその辺のことを、「無視」「称賛」「非難」という話は選手によくしたんですよ。 叱ると褒めるは同義語だっていいますよね。同義語の裏には結局、情熱とか愛情とかいうものがないと叱ってもただ怒られているっていうふうな捕らえ方をすると思うんですよ。怒ってるんじゃない、叱ってるんだという、その辺の勘違いをするなと。お前がやらきゃこのチームどうするんだよ。っていうふうなね。そういう叱り方をするんですけど。叱られても説得力があると思うんですよね。 古田敦也氏もビデオでエピソードを語った。 「野村監督から一流の人間には非難しかしないと。一流には一流なりの責任もあるし、ある程度求められているものがあるから、それができたところでいちいち褒めない。しかし、それができなかったら俺は非難すると。だからお前らには非難すると言って、それは褒め言葉かなと思ったときもあったんですけど、結論からすると怒られてばっかりでしたけどね(笑)。」と。 ぼくは人間というものはね。何かにすぐれた人はいても、偉い人なんているわけないと思ってますから。威張っている人大嫌い。 オーナー来たってあんた偉いと思わない。あんた経営がちょっとだけうまいだけだろ。俺は野球が人よりうまいんだよ。同じじゃないかと思うからと。 野村再生工場 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年12月07日 21時17分06秒
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