2984760 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Calendar

Archives

Keyword Search

▼キーワード検索

2010年07月21日
XML
カテゴリ:素材
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

今日も朝は気持ちがいいですね、
昨日の夕方から夜にかけては
昼間より一段と蒸し暑くて
昨夜はついに除湿にして寝ました。(朝まで)
非常に快適でしたので、
これからは我慢せずに除湿にして寝る事にします。

さて、川辺町のO様邸
お座敷の床の間工事も終わり
天井の板を貼る作業も終わりました。
この天井は竿で天井の板を支えてあります。
竿天井、いなご天井とも言いますが
ちょっと気をつけなければならないことがあります。

先ずは、和室の天井をご覧下さい
7.20 折鶴 004.jpg

なにか天井からぶら下がってますね。
横から見るとこんな風になってます
7.20 折鶴 014.jpg

そうです、折り鶴です。
7.20 折鶴 011.jpg

工事中の現場で遊んでいるわけではありません、
これにはちゃんと理由があります。
昔からお座敷の竿天井を貼るとこのように
お施主さんに鶴を折ってもらい
天井から吊るしました。

実は竿の木も天井板も杉なのですが
天井板の取り付け工事が終わると
この杉の匂いに惹かれるのか、
竿にハエが止まるようになります。
不思議な事に天井板にはあまりとまらず、
竿にとまります。
するとハエのとまった所に
直径2ミリほどの黒いシミが付きます。
拭いても取れません。
糞をしているのか、何かの体液を出しているのか
汚れを擦り付けているのかわかりません。

ご自宅のお座敷の天井を一度ご確認下さい、
無垢の杉の天井板で、竿があれば
黒いシミが何ヶ所か付いているかもしれません。

さて、このように折り鶴を天井からぶら下げておくと
不思議な事にハエは天井ではなく
この折り鶴にとまります。
そして、この鶴に黒いシミを残していくのです。
別に鶴でなくて、
短冊のようなものでも構わないのですが
昔の人は鶴を折って吊るしていました。
風情があっていいですね。

お引渡しをするまで、
鶴がお座敷の天井を舞っています。

鶴の仕事の結果はこちら


それでは、
皆さん、また明日。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018年04月02日 08時36分03秒
コメント(6) | コメントを書く
[素材] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.