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テーマ:夢を叶える人になる(1217)
カテゴリ:***** 自然 *****
空に向かって伸びる、木の枝になる柿の実。
でも、誰も取ることはありません。 鳥さえも、食べることはありません。 そう、あの柿の実は、渋柿だから。 しかし、冬になり、雪が舞う頃、鳥がその柿をついばみます。 渋柿に甘みが出てきたのを、鳥は知るから。 渋柿の、渋の成分は、水溶性タンニン。 渋い水溶性タンニンも、不溶性に変わると渋くありません。 渋柿の渋も、十分に熟せば、渋くない不溶性タンニンに変わります。 それは、熟すまで、鳥に食べられないようにと願う、柿の知恵。 渋柿で、干し柿を作りましょう。 つるしておけば、渋柿も甘くなるから。 柿の中のタンニンが、水溶性から不溶性に変わるから。 その証拠に、干し柿の表面には、白い粉。 あの白い粉は、甘い糖分があつまったもの。 もう、渋くないよと、干し柿からのメッセージ。 若いころの角が取れ、歳を重ねて愛される。 人も、そうありたいと、寒風に耐えた干し柿に想う。 【過去の日記】 「スルメのすすめ - スルメ -」 ※ 復習: スルメの表面の白い粉は、タウリン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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