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テーマ:動物好きさん集まれ~(968)
カテゴリ:コンクリート像
あるところに、背の丈が1メートルはある大狸がいました。
大狸が住む森に、その大狸より大きな狸はいません。 大狸は森の主として、森の狸たちを従えていました。 ある日、大狸は、遠征に出かけることにしました。 となりの森の狸たちも、自分に従わせようと思ったからです。 意気揚々と出掛けた大狸。 しかし、その森で、大狸は驚きました。 大狸の前に現れたのは、その大狸以上に大きな狸。 背の丈で5.2m、胴回りは8mもある超大狸でした。 大狸は知りました。 世の中には、さらに上があるということを。 とてもかなわない。 そう悟った大狸は、すごすごと自分の森に帰ってきました。 遠征地で、大狸が出会った超大狸は、愛知県高浜市の大山緑地にいます。 その狸の胴回りは、陶管製としては日本一と言われます。 遠征した大狸がかなわなかったのは、仕方がないことでしょう。 超大狸は笠を被り、左手で背に徳利を背負い、腰の右に通い帳を下げています。 建立は昭和39年とのことですが、通い帳には昭和38年とあります。 製作年は昭和38年なのでしょう。 冒頭と最後の狸も、大山緑地にいます。 タヌキやその道具には、次の意味があります。 タヌキ: 「他を抜く」意味から、商売繁盛の縁起物 笠 : 災難避け 徳利 : 人徳 通い帳: 信用第一 超大狸は、きっと日本一の縁起ものなのでしょう。 大山緑地は、桜の名所でもあります。 今頃は、とても桜が綺麗なことでしょう。 【楽天】 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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