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ワクチン開発には時間がかかります。
ウイルスなどが次々と姿を変えるから。 ワクチンの副作用を考慮すれば、なおさらです。 マラリアのワクチンは、いまだにありません。 撲滅寸前だったマラリア。 しかしその撲滅の夢は、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」が招いた風評被害によって絶たれました。 その詳細は、以前の日記をぜひご覧ください。 読まれると、今日の日記の理解が良いと思います。 【日記】 「「沈黙の春」が奪った命 ― DDT ―」 医学書ではなく文学書であった「沈黙の春」によって、本当の悲劇が生まれました。 「沈黙の春」以降、マラリアの死者は8万倍に急増。 そして、マラリアのワクチンは今もなく、多くの命が失われています。 WHOは1980年以降、莫大な費用をマラリアのワクチン開発につぎ込みました。 しかし徒労に終わっています。 それにも関わらず、「沈黙の春」により特効薬の使用は封じられています。 新型コロナの開発は、いつか成し遂げられることでしょう。 マラリアとの違いは、発展途上国のみでなく、先進国でも新型コロナは問題であること。 しかし、先進国で新型コロナが沈静化したら、途上国まで対策されるでしょうか。 マラリアの様に先進国の身勝手により、途上国では半ば放置されないでしょうか。 治療薬やワクチンの費用は高額です。 医療費を十分に補助できる国ばかりではありません。 怖いのは病原菌やウイルスばかりではありせん。 本当に怖いのは貧富位の差、つまり救える命を救えない貧しさ。 そして特に怖いのは、弱者の視点で考えない、先進国の身勝手なのです。 【ワンちゃんの蚊よけ】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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