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カテゴリ:旅行・ドライブ
皇居東御苑の散策を済ませた私達はタクシーに分乗して日比谷公園に向かった。 日比谷公園を訪ねるのは私は初めてのことである。 大きな目的は公園内にある松本楼でランチを取ることにあった。 これも、もちろんNくんの設定である。 日比谷公園に到着すると、ここは明治36年(1903)の開園とある。今からちょうど120年前に出来た公園である。もっともその時代だったからこそこういう広い場所が確保出来たのだろう。 そう思いながら公園を歩いていると「仙台藩祖 伊達政宗終焉の地」という場所に遭遇した。 案内板によると「藩祖伊達政宗から三代綱宗時代、仙台藩の外桜田上屋敷があったところ。慶長6年(1601)正宗は徳川家康から江戸屋敷を与えられ外桜田の屋敷は寛永元年(1661)まで上屋敷として使用された。その敷地は、東西は心字池西岸から庭球場東端まで、南北は日比谷堀沿いの道路から小音楽堂付近まで広がっていたものと推定される」と書いてある。なるほど家康が武将たちに与えた場所だったのだ。 公園内の濃い緑の中に私達が目指す松本楼はあった。 松本楼は明治36年の日比谷公園の誕生と同時に建設されたそうだ。 当時流行であったマンサード屋根の3階建てはお洒落な店として評判になり、ハイカラ好きなモボやモガの間で「松本楼でカレーを食べてコーヒーを飲む」ことが大流行したそうだ。 また特に中国との歴史的な会談の場としてよく使われたようである。 私達は9人だったので、広い個室に案内された。 出された料理。 パンプキンスープ。この写真は少し手をつけた後に写したので、最初の形状が残っていないが、卵の黄身が載せてあった。これまでで最高のパンプキンスープだった。 ステーキ デザート お馴染みの「日比谷公会堂」 帝国劇場 日比谷公園を出て有楽町へ向かった。 すると進行方向の右側に「かごしま 遊樂館」が見えてきた。鹿児島県の東京での物産館である。もちろんここもNくんの粋なはからいである。 おかげで東京で鹿児島の名産品など見るという貴重な体験をすることが出来た。 鹿児島の名産物がある意味で地元鹿児島よりも一か所に集められているので東京在住の県人や、鹿児島ファンの皆さんにとっては有難い場所だろう。 Nくんの当初の計画では、この後、浜離宮に行くようになっていたのだが、皇居東御苑の散策に時間を取られて松本楼での予約時間にも1時間ほど遅れるほどだったので、早い段階で桂離宮に行くことは今回は中止するとの話が午前中にあった。(この後、行く予定の場所は間違って桂離宮と書きましたが「桂離宮」ではなくて「浜離宮」の間違いでした。従って本文を訂正しました) そして、ここを出たところで解散となり、鹿児島に帰る私とN嬢はMくん夫妻と待ち合わせていた羽田空港に向かった。2泊3日の東京の旅はこうして余韻を残して終わった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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