誕生花のないクロホオズキ(黒鬼灯、黒酸漿)の花言葉「半信半疑」、黒い提灯の「自然美」
初夏から秋に、枝分かれした黒紫色を帯びる茎につく先がとがって縁に粗く不揃いに切れ込んだ卵形の葉のわきに、黒紫色の斑が中心に入る淡青紫色の五弁花が一輪ずつ咲きます。誕生花のない花は、黒い突起が点状にある葉のわきにぶら下がる小さな黒い提灯、クロホオズキ(黒鬼灯、黒酸漿)。花の名は、果実の形がホオズキ(鬼灯、酸漿)に似て、実の上部が黒紫色になることから名づけられました。ホオズキは頬突きで、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子からという説と、ホオ好きで、カメムシ(古名:ホウ、ホオ)がよく集まって吸汁することからという説などがあります。 花言葉「自然美」は、提灯形の実が落ち着いて気品のあることからホオズキと同じ花言葉がつけられたのでしょう。花言葉「半信半疑」もホオズキと同じ花言葉で、見かけは大きくりっぱなのに、皮と小さな丸いタネだけで中身がないことからきています。食用ホオズキに毒がなく観賞用には毒があることからつけられたともあります。 クロホオズキは、果実をたくさんつけることから千成と名づけられたセンナリホオズキより大型のオオセンナリ(大千成)の園芸品種です。クロホオズキはワイルドフラワーのタネにいくつか入っていて、初夏から雨の中、次々と花を咲かせていました。真夏日が続く今はつぼみが少し開いた状態で花を見かけませんが、花がしぼむと袋状に果実を包む萼(ガク)が出てきて、萼は口を閉じずに開いているので実をのぞけます。ナス科オオセンナリ属、一年草、原産地:―クロホオズキ(黒鬼灯、黒酸漿)の花言葉:忍耐、可憐な愛、自然美、半信半疑。クロホオズキ(黒鬼灯、黒酸漿)の誕生花:―ホオズキ(鬼灯、酸漿)の花言葉:半信半疑、偽り、ごまかし、自然美、不思議、私を誘って下さい。ホオズキ(鬼灯、酸漿)の誕生花:7月7日、7月8日、7月9日、8月27日、11月12日、12月22日、12月29日流通時期:―ホオズキ