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続々・絨毯屋へようこそ トルコの絨毯屋のお仕事記

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February 19, 2018
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カテゴリ:トルコの手工芸
私のキリム好きは、民族的な意味合いや背景を持つ素朴な村の織物に興味を持ったのがスタートで、それは20年以上経った今も変わっていない。古いものならなおケッコウ。

お仕事ですから、キリム、絨毯関係はツテ・コネがあって扱えるものは何でも扱ってきたし、そのおかげで自分の趣味も充実させてこられた。
お仕事というのは本当にありがたいものです。

でも扱ってきたから好きなもの・・・とは限らないのもお仕事です。
例えば弊社の例でいえば、かつては欧米、日本のキリムコレクターさん向けの古いものが主流の商売で、私自身もそれが一番気に入っていたので実質ともに充実していました。
ただトルコにコレクターさん(自分を含めて)を満足させられるものが、お手頃な価格でなくなると仕事としても成り立たないし、つまらなくなってしまうもの。
高騰し続けるアンティークを追い続けるか、それともトルコの骨董市場の最後何年かいいもの見て、コレクターさんたちと交流して、楽しかった思い出に蓋をするか・・・の選択に、私は迷わず後者を選びました。
と同時に本当の意味での絨毯屋のプライドも捨てました。

へレケなどの高級絨毯も一時期はトルコ中から買いつくせるだけ買いつくしたこともあります。
私にとっては専門外のことでしたが、一緒に勉強させてもらったようなもので、一番わかりやすく効率よく儲かる商材だとは知りつつ、やはり興味のない分野は仕事のノルマを達成して終わりになりました。
今でも親しい友達に「ねえ、お得なへレケの絨毯手に入らない?」と聞かれれば、心当たりはありますので探して送ったりはしますけどね。

新しいキリムや絨毯は、作る過程や素材のこと、今なぜ織らせているのか・・など社会的背景は気になりますが、モノそのものには興味がありません。
それは私がキリムをコレクションする際に最低限としてつけている条件をクリアしていないからです。

でもね、いろいろ言ってもトルコに来てから4分の1世紀が経ちました。
世の中変わってきています。
キリムだって、コレクションする最低条件って昔の草木染めであったり、手で紡いだ糸だったり、その土地や部族のオリジナルのデザインであることなど、年代的にも19世紀以前のものが当たり前だったのに、今ではそれを見つけるのが困難、さらに私がお世話になった、現場を良く知っている昔気質の絨毯屋さんたちの多くは亡くなって、昔のことを知らない2世や3世と、もう話が合わないんです。

そんなこともあって、長らく放置してきたキリムや絨毯、その他、遊牧民グッズたち・・・・。
コレクションしているものもありますが、売り物もこんなの興味持つ人って私以外にいるのかなあ・・・・って感じで、積極的に売るでもなく、何するでもなく、持ってきました。

でも今見直すと、なかなか面白いものがあるんですよ。
すっかり忘れていたものとかもあるのですが、なにせ数が半端なく多いですから。
自分で何を持っているのかも把握していません。

今年のBaharさんでのトルコの手仕事展で、意外とキリムに興味を持たれる方が多く、私としてはこぎれいな新しいキリムじゃないといけないのかなあ・・・なんて勝手に思って新しいキリムしかもっていっていなかったのですが(もちろんスペースなどの都合もありましたが)そうじゃないんですね。
それならいっそのこと「キリム展」をと、秋ごろ予定しています。
ということで、私としては、私が持っているキリムが民族的、地域的なものが多いので(だから他所であまり見かけない変わったものも多い)、せっかくですから遊牧民のテントの内部を再現しちゃおうなんていうのはどうかな・・・なんて。

ついでに偉そうに言ってしまえば、金属、木製品などの民具も最低限は揃っています。
内部の装飾用の織りやチャルパナの紐や、お守り系とか、箪笥代わりに使う袋ものとか、ドア飾りとか、さらに言えば用途がわからないものもいろいろあります。

それだけじゃないんですよ。
マルマラ海からエーゲ海にかけての「遊牧民の娘」たちの正装フル装備。






頭の先からつま先まで。
実際に彼女たちが晴れの日にあつらえたオリジナルの民族衣装、花嫁衣裳などがあります。

着てみたいですか? 
着てみたいですよねえ。
フォークロア用に新しく作られたものではなく、それぞれお家に仕舞われていたものです。

民族衣装って、どこのものもそうなんだと思いますが、花嫁衣裳は特に「甲冑」のようにギシギシ着ます。
花嫁は動かない方がいいからなんですかね。

地方を変えて、何種類か考えています。
靴だけ用意していただければ、他は装飾品含めて、靴下まで全部そろっています。
シャツ、パンツ、長ドレス、ジャケット、前掛け、腰隠し、織り紐ベルト、帽子、オヤスカーフ、ビーズの装飾、靴下、他に何があったかな・・・・。

男性用もありますので、婚約の記念とか、カップルで着るのもいいですね。
もちろん購入もできますので、待てない人はお問合せください。

通常の展示会と異なり、準備に時間と費用がかかる内容ですので、予めご意見をいただきたく。
また私も気が早いもので、つい書いてしまいました。

具体的にはまだ何も決まっていませんが、何かできて何ができないのかも考えてみたいと思います。
近く、私の遊牧民の娘姿(身体が入ればの話ですが)でもご披露しませう。

※実はトルコへ戻ってきてから4日間、鬼の攪乱。昼夜問わず、ご飯も食べないまま寝続けていたようです、私。今日5日目はなんとか起きてご飯を食べましたが、まだ本調子じゃなく動けませんので、仕事が遅れてごめんなさい。(ご飯を食べないこと自体はストック分が多いので特に困ったことはありませんが・・・)

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Last updated  February 26, 2018 03:19:27 PM
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