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カテゴリ:オヤ旅&ツアー報告
イズミールから北東に進む。 ベルガマのコザック高原の村々を訪ねた。 遊牧民であるコザックの住人のイーネオヤは古いものではコットン(一部シルクが使われた)の幾何学模様や筒型のモチーフが特徴的である。 その次の世代、1960~80年頃のものはナイロン糸が使われた袋状の立体ものがあり、見慣れない分とても面白い。 ※コザックのイーネオヤについても、オヤ本「OYA」のエーゲ海地方のコンテンツに掲載しているので、興味がある方はぜひご購入の上、ご覧ください。 最初の村では女性たちがそれぞれのチェイズ(嫁入り持参品)の中身を持ち寄ってくれた。 オヤスカーフもとても素晴らしかったけれど、コザックならではのイーネオヤがこちら。 花嫁のブーケである。 結婚式の時に手に持つブーケをイーネオヤで作ったもの。 年配の女性たちの嫁入り時代にはみなが作ったらしく、当日集まってくれた30~50歳の女性たちの母親世代のもので、それを譲り受けた形で持っていた。 1つ1つのお花が大きく、本物の花々とほぼ同サイズではないかと思う。 それだけ作る手間暇もかかっているのが想像できる。 もちろんワイヤーを使って作られており、コザック以外でもオデミシュなどで見たことはあるが、トルコ全体で見るとイーネオヤとしては珍しいものである。 もちろん個人的には欲しいものばかりであるが、こういうものこそ、母から娘へ、次世代へと受け継いでもらいたいものであるので、このまま女性たちの手元にあるべきだと考える。 (続く) ---------------------------------------------------------------------- オヤマニアの会の新刊本販売のお知らせです。 アイドゥンエフェオヤ(31点)、アイドゥン(15点)、キュタフュヤ(29点)、カスタモヌ(7点)、ブルサ(29点)、ナウルハン(13点)、エーゲ海地方(22点)など、トルコ各地の貴重なアンティ―クイーネオヤ146点を掲載しています。1目1目が見えるようにに撮影していますので骨董オヤの再現にも参考になるかと思います。 古いイーネオヤはトルコに来ても特定の博物館でしか見ることができません。 博物館レベルの個人所有のイーネオヤコレクションをまとめた世界初無二のトルコのオヤ本です。 1ページに全体画像とモチーフの拡大画像、データとして地域、モチーフ名、素材、サイズが表記されています。トルコのオヤ好きさんはもちろん、レース、手仕事、手芸、民族文化、古いもの、美しいものなどに興味ある人にオススメです。 タイトル:OYA Traditional Turkish Needlelace (日本語・トルコ語・英語併記) オヤマニアの会編 サイズ:21.0×29.7×1.4cm A4版 ページ数:160ページ フルカラー 重量:約840g 発行予定日:2023年7月 ISBN:978-625-99032-0-0 発行元:ミフリ出版 お申込み、お問合せ窓口は ◇オヤマニアの会:instagramまたはe-mail ◇イーネオヤロゼット: https://igneoya-rosette.ocnk.net/ ◇ミフリ:(下のリンクにある)ミフリ&アクチェのショッピングサイトで発売中! ------------------------------------------------------------------ YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka チャンネル ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2023 09:51:39 PM
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