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カテゴリ:器
長崎には現川焼き(うつつがわやき)という焼き物がある。
元は1692年から50年ほどしか作られなかった陶器である。 その後、明治になり12代横石臥牛氏により復活したお蔭で、 普通に今では手にすることが出来るようになった。 茶褐色の磁器の様な滑らかな肌に白くて淡い刷毛目が特徴で、 何ともいえない涼やかな雰囲気がある。 家には、河童の画が描かれた酒器揃いがある。 どこかの陶器市で見掛けて、今まで見た事のない器だったし、 何より絵柄が面白いので購入したのである。 店員さんの話では、どこかの市長さんと、この2セットしかないと言う事であった。 幾らだったか忘れてしまったけど、その割に意外に安かったのは、 ネットもなかった頃なので、現川焼きがそれ程名前が知られていなかったのと、 陶器市も既に終盤だったからだと思う。 13代横石臥牛氏の箱書きがある桐箱に入っていて、 夏に使ったらさぞ良いだろうなと思っていたけど、 実は、時々取り出しては眺めるだけで実際に酒席では使った事が無い。 理由は、酔っぱらって割ってしまったら申し訳ないのと、 普段は新物の備前のぐい飲みや湯飲みで酒を飲んでいるので、 その昔に、西の仁清と称された上品な雰囲気が自分の酒に合わず、 嵩のない杯と徳利1本では、何というか飲んだ気がしないからである。 河童の川流れ。 独特の淡い刷毛目の上に河童が描かれていて、まるで水の中の様子を見ているようだ。 13代横石臥牛氏の箱書き。器の裏にもハンコではなく手書きの文字が入っている。 現川焼きのモチーフでは鷺の画が人気で、それだと刷毛目が川面を吹き渡る風のように見える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.28 11:50:22
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