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mik.hamaのいい加減にします

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2021.07.24
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カテゴリ:ブログについて
市井のヘソ曲がりコレクターが、
一般には殆ど見向きもされないマイナーなものばかりの取り上げるという、
1円にもならず社会的には毒にも薬にもならない週一の備忘録のブログも気が付けば既に4周年。

今年は、いつもレギュラーで公開している土曜日が、
開設した日の7月24日なのでブログが1本で済むのがありがたい。

有形無形に関わらず、色んなものに興味が向くので、
その筋の一流コレクターには比べるまでもなく内容はショボいけど、
色んなものが多種雑多に集合すれば、それなりの新しいジャンルが確立できるかもしれん。

このブログの基本は、「ああ、世の中にはこんなものがあるんだな」位のもので充分。
これで興味を持って頂いて、何かの取っ掛かりになればとても嬉しいし、
ご意見やご指摘を頂くのは大変ありがたいです。



さて、個人的な喫緊の課題はコロナワクチンの接種と、
相棒のBMW318tiの車検が12月で切れるので、
それまでに後釜のクルマを決めなくてはならない。

大体、3か月位余裕が欲しい、と考えると9月がリミットと言う事になるけど、
最近の半導体不足で工場が止まる事を考えると、もっと余裕がないとダメかもしれない。


元からへそ曲がりのマイナー志向なので、
個人的にはクルマもメジャーよりもマイナーのクルマの方に目が行く。

お蔭で人が余り興味を持たなくて売れない欧州車ばかり乗ってきたけど、
今の欧州車といえば、ギラギラしたドイツ車に引っ張られて、
本来は生活の道具である筈のラテン系の安いクルマまでが、
勘違いしたデザイナーによるデザイン先行が鼻につく、
変な内装で変な形のステアリングのクルマばかりになっている。

国産車は、当たり前だけどやたらと見掛けるメジャーなので無視していたけど、
親戚でずっとクラウンに乗っている人がいて、もう歳で免許を返上するという話を聞いていたので、
世界でも稀有な、1955年から今に至るまで、
ずっと名前が続いているクラウンに一度くらい乗ってみたいなと思いつつ、
それを譲って貰おうかと思っていたら、免許返納と同時に売り払われて後の祭りになってしまった。


こうなると、へそ曲がりは国産のマイナーを探そうという訳で、
思いっきり安楽なクラウンとは対極の、今ではレアなマニュアル車に行きつく。

ゼロエミッションなどという言葉に踊らされて勘違いしたマスコミに煽られて、
実際にはマヤカシだらけのエコカーというEVがクローズアップされている昨今。

いつの間にやら、ひっそりと消えてしまう可能性がある、
今では絶滅危惧種の、動力に純内燃エンジン+マニュアルというクルマを、
今の内から押さえておかねばならんぞ。
上っ面だけエコのEVなんかくそ喰らえである。


MT車は、何より話題のアクセル/ブレーキの踏み間違いが難しいし、
いつも歳を取ったら脳の為にもマニュアルに乗れと嘯いているので、
範を示さなくてはならないではないか。

ヨーロッパ車の安い奴なんか本国ではMT車もある筈だけど、
日本には入ってこないので話にもならない。

その代わり、いつの間にか国産車の方がMT車を選べる不思議。
現在、トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、スバルにマニュアル車がある。
ピュア内燃機+マニュアル・トランスミッションという組み合わせは、
今では世界的にも贅沢なクルマとなりつつある。


今までブログに取り上げて来た後継車候補に関して、
国産のマニュアル車となると、GRヤリス、ロードスター、BRZの3台。

上記の国産マニュアルスポーツ3羽ガラスで、
一番面白そうなのが、新鮮で機能優先の唯我独尊で乾坤一擲のトヨタGRヤリスだ。


昔はあったけど、今では消滅してしまった類のクルマ。
今時主流の、勘違いデザイナーとかディーラーやマーケティング調査会社のレポートではなく、
会社のトップが、作りたいクルマをエンジニアと一緒になって生み出されたクルマ。
しゃらくさくて小賢しい、エレキが主役ではないクルマ。

要するに、”こんなクルマを作りたい”という信念の下で、
機能を踏まえた必然でデザインされたクルマ。
世界中を見渡しても、今やこんなクルマは希少である。


そのGRヤリスも、そろそろ登場してから1年近くなり結構見掛けるようになって、
ある程度、市場からのフィードバックも掛かって熟成も進んでいるだろう。


クルマは初期型にこそ、作り手の思いが純粋に溢れていると思えるのは、
手元にある初期型のアルフェッタやC5を知っているからだ。
そうなると、初期型を今の内にという考えも浮かんでくる。

クルマを買うのなら、中身が同じであれば装備がショボい一番安い奴だ。
そうなると、必然的にRCというグレードになる。
もっと安いRSがあるじゃないかという話があるけど、
GRヤリスは専用エンジンのAWDでなくてはならない。

RCはカタログにも見当たらない特殊なグレードで、
お仕着せがましいデザインと余計な装備がテンコ盛りの今時では考えられないような、
エアコンはおろかラジオすら無いという、今の日本では軽トラ以下の何の装備もない素のクルマである。


走行性能という機能以外の他の物をバッサリ捨てた潔さが実に気持ちが良い。
昨今の勘違いデザイナーが、耳元で「どう、お洒落でしょ」と囁いているような、
人間工学無視の気色悪いインテリアと、変な形のステアリングとは無縁な所が実に良い。

こうなると、GRヤリスを買うのなら一段とストイックなRCである。
もう他の高いのは忘れて良い。


難点は色が巷で溢れ返っているモノトーンは乗りたくないとなると、
実質的には赤しかないのと、クルマの成り立ちを理解した上で、
専用シャーシーと専用エンジンと専用工場という内容は絶対的には安いのだけど、
テンロク(1600cc)の3気筒というのに対しては相対的に高い事である。

次に気に入らないのが、ラジオが無いのと、ホイールが17インチと言う扁平タイヤ。
どこへ行っても、地元の交通情報や天気とか災害情報がリアルタイムで飛び込んでくるラジオは、
クルマには必需品がであるという考えから、それが無いのは困る。

タイヤに関しては扁平タイヤが嫌いなので上級グレードの18インチよりも、
インチダウンしたハイトの高い17インチが標準だけど、16か15インチ位にはしたい。
オプションで18インチへのコンバートは可能。

カタログにも正式には載っていないRCは、元々競技用の改造前提のクルマなので、
ブレーキのキャリパーも16インチであり、どうやらインチダウンが可能な仕様になっている。
但し、それのお蔭でランクル並みの最小回転半径6mというデメリットもあるけど。

普通の道を普通に走る大多数のクルマに関して、サイドのハイトが低いペッタンコなタイヤは、
重くて硬くて高価でホイールにガリキズが付いて空気抵抗も大きく、
オマケに轍にハンドルが取られるといったデメリットしかないという、
単に見栄とカッコだけの無駄であると考えている。

ブレーキキャリパーとホイール外周の隙間がスカスカという、
固く重い扁平タイヤを履いたクルマは、最初から考慮されているシャーシーと違い、
ステアリングやサスとかボディ―への負担も大きくなる筈だ。

 タイヤに関してもう少し書くと、
 ゴム風船に息を吹き込むと、内圧は均等に掛かるので基本的には丸く膨らむ。
 タイヤも本来は自転車のタイヤのように丸く膨らもうとするけど、
 扁平タイヤは丸くならないように余計に補強して整形しなくてはならないので、
 どうしても固く重く高価になるのだ。

 タイヤの接地面は65辺りが正方形で、70だと進行方向に長くなり、
 50だと横方向に長くなるので扁平なほど轍にハンドルを取られ空気抵抗も悪くなる。

 元々、扁平タイヤはレースに於けるブレーキの容量アップの為に考え出されたもので、
 幅広だけどハイトも高いF1のタイヤが大体40サイズ位しかなく、
 普通のクルマに40タイヤなど色んな意味で無駄でしかない。
 例えば、軽量と高強度が要求される航空機用のタイヤは、
 全てサイドがハイトの高いタイヤを使用している。


取り合えず、ラジオとタイヤの2点に関して、
トヨタのお客様相談室にきいてみると次のような回答を得られた。


木で鼻を括るような回答で話にもならないので、
長野県のGRガレージショップの一つがある、
地元のNTP下諏訪へ直接出向いて聞いてみる事にした。

GR専属の営業の方と知識が半端ないメカニックさんを交えての話をしつつ、
自分なりにRCをこうしたいという要望を煮詰めて、
擦り合わせとメールで最終的に決定したのが以下の仕様である。

1.ラジオに関しては、電源、アンテナ、スピーカーの端子は、
  全てダッシュボードの中にあるので無理矢理なら付く。
2.インチダウンに関しては、ラリー用のエンケイ製15インチのみが付く。
3.ノーマルの17インチには最初から冬タイヤを装着。

4.ついでに、冬の塩カルでベタベタになった道路を走って乾くと、
  車体に固まって後の洗車が大変なので、マッドガードが無いか聞いてみると、
  社外品があるので取り付けが可能との事。
5.個人的にエアコンは嫌いなのでなくても良いけど、せめてバイザーは欲しいというと純正品あり。
  因みにオプション扱いのエアコンは15万円で家庭用のそこそこ良い奴よりも高い。

  RCはナビとかバックモニターを含めた安全装備や、エアコンユニットが無い分、
  軽い上に消費電力も減る筈なので、エンジンとジェネレーターへの負担も軽くなるだろう。
  
   クルマのエアコンに関して書くと、暑いのは嫌いなのにエアコンは好きではなく、
   住んでいる所が、諏訪盆地から頭2つ位出ているので通勤時の朝と夕方は涼しいのと、
   元から暑いと言っても、せいぜい10日から2週間ほどなので
   サイドと後ろの三角窓を開けたBMWのエアコンは使ったことが無い。


6.色はどうしようもないけど、赤はイタ車以外で買う気は無く、
  時々見掛けるGRヤリスの大半が、
  パールのキラキラした+3万円というオプションの真っ白ばかりなので、
  敢えて機能優先でプロ用ツールの傑作である軽トラに敬意を表して、
  似た感じの、ベタッとした一番安い素の白にする。

何だか、ラリーカーに寄せたようなカッコグルマになりそうだけど、
そういう意図は全然無く、個人的にワイドタイヤが嫌いなのと、
昔シトロエンAXに取り付けたマッドガードの効果を知っているので、
フェンダーが張り出している車体への影響も減ると考えての結果だ。


これで、見積もりを取ると、”そりゃこうなるわな”、という金額が提示された。
車両が330万なので消費税だけで33万円だからね。

ついでにトヨタのローンを聞くと4.9%。
最近流行りの、残クレという、月々の支払額を押さえて、
最後に買い替えるか、買い取るか選べるやり方もあるけど、
それでも頑張って金利は4%らしい。

ホンダなんか2.9%で、車種によっては1.9%ではなかったか。
日産も1年金利タダとか、輸入車ならもっと安い金利があるし、
知り合いの金融機関で一番安い信金が2%。
流石、クルマが売れまくっているトヨタ。
ローンでもウハウハですな。

少しでも支払い分をポイントで回収するべく、
キャッシュカードについて聞くと、肝心の車両は20万円分しかダメらしい。
トヨタのカードを作ってくれたら50万円分使えると言われたけど、
出所が一緒なのに、今のVISAとMASTERが付いた2枚以外に、
わざわざカードを増やす理由はない。抜かりなしトヨタ。


さて、ここから見積り内容の精査である。
GRヤリスに関しては、元々販売店の利幅も小さいらしく、
黙っていてもクルマが売れに売れているトヨタなので基本的に値引き無し。
300万円越えのクルマなのに、粘って粘って目一杯頑張っての5万円引き。
最初は3万円引きだったらしい。

それから、フロアカーペットが安い奴で3万円近いので、
もっと安いのは無いか探して貰って1万円のゴム製に。
どうせ、上に雪だらけでも泥足でも平気で乗れるように、
水が溜まる構造のマットを重ねてしまうので何でも良いのだ。

他に目に付くオプションでは、
エンケイのホイールが特殊な奴なので、
15インチのくせに1本3万円もする上に納期1か月。
マッドガードは前後セットが工賃込みで10万円と一々凄い。
肝心のラジオは、CD付きが工賃込みで2万円もしないのは助かる。

タイヤは、ノーマルもスタッドレスも耐久性のあるミシュランを指定。
15インチのノーマルは、そんなにハードな走りは無いのでPS4かPS3で充分。
17インチのスタッドレスは、まだ暑い時期に買うのでとにかく型落ちの安い奴。

これで色々頑張っても10万円弱しか安くならない。
何せ、天下のトヨタショップへ行って、
カーペットからホイールまで社外品がてんこ盛りだ。
今の所、納車は3か月との事。結構売れていますな。

それでも納期は、半導体不足の影響で納期の雲行きが怪しくなってきた。
何せ、影響は無いと言っていた大人気のヤリスシリーズで生産停止が発生している。
納車に関しては、大体1~3か月位の遅延は覚悟した方が良さそうだ。


一方、クルマとしては今ではレアなミュンヘン工場製で、
古き佳きドイツ流の人間工学に基づいたインテリと今でも一級の乗り味と走りを持つ、
道具としてはAクラスのBMW318tiは、既に価値はないし引き取り手も無いので、
最後の車検切れまで手元に置く事にして、暫くの間はGRヤリスを増車したいと思う。
それが、今の自分に出来る318tiにできる精一杯の恩返しと敬意。

現在、走行距離が8万キロ弱のE46・318tiは、
今でも乗る度に良いクルマだな、と感心していて、
昔のドイツ車は今と違い、ボトムクラスでも手抜きをしていないのが良く分かる。

既に2回ものリコール原因となったタカタ系の殺人エアバッグ問題と、
オマケに21世紀のクルマとは思えない詰まらないトラブルと、
それにまつわる低品質の樹脂と電装パーツのガッカリに加えて、
旧いクルマが好きな非金持ちを下に見るヘッポコの正規ディーラーの実情が無ければ、
318tiとは、もう少し付き合ったかもしれない。





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最終更新日  2023.08.08 13:38:21
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