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2024.04.06
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カテゴリ:オーディオ
オーディオ趣味の原点であるFMラジオ+16cmフルレンジの復活を試みて、
家に転がっていたダイヤトーンのPー610FBを引っ張り出し、
昔バイトで苦労して入手したトリオのKT-8300FMチューナーを整備したり、
それの予備機とKTー7700の出物を探して、
これをメインにした今時珍しいピュアオーディオシステムを構築中だ。

チューナー以外の機材も少しずつ見付け出して、
ようやく最近になって全容が見えてきた。


最初にFMチューナーといえばアンテナが必要。
昔は屋根にFM用の巨大な8素子八木アンテナまでいったけど、
FMオーディオの寝部屋は受信条件が悪いとはいえ、
もう家の外にFMアンテナを設置するつもりはない。

幸いな事にKTー8300は高感度で、
フィーダーアンテナでも結構いけるので室内アンテナを考える。

掛け時計の上の壁に設置した日本アンテナのAF-1SP。
性能的にはフィーダーアンテナと大して変わらないけど、
3千円ちょっとする本格アンテナは、
モノとしての存在感が違い雰囲気も盛り上がる。


今回のFMピュアオーディオの要であるアンプは、
パイオニアが2017年に発売した、
特許出願のダイレクトエナジーコンストラクションを使ったA-40AE(S)。

重要な電源であるEIトランスは3系統(プリ/メイン/制御系)別の巻き線を持ち、
メインコンデンサーの10000μFはエルナのカスタムと気合が入っていて、
出力素子はサンケンの2SD2390/2SB1560をダーリントン接続で使用。

デジタル入力も同軸と光学の2系統を備え、
Wolfson 192kHz / 24-bit DACを内蔵している。

MMのイコライザーまで内蔵していてアナログレコードにも対応する入力は、
CDを含めたLINE系だけでも5系統を備える。

周波数特性は10Hz-100kHz (+1dB/-3dB)/SN比 106dB (Line)。
ダイレクトモードではトーンコントロールをパスして、
更にご自慢のダイレクトエナジーコンストラクションを使った、
パワーアンプとしての使用も可能という汎用性。

出力の8Ω:30W/4Ω:60Wという出力特性は、
電源がしっかりしている証拠で今回の使用目的では十分なパワー。
スピーカ出力は2系統備えている。

実はKTチューナーと同時代のアンプも考えたのだけど、
整備済みは高いし自分で整備をするのも面倒なので、
実売されている新品のアナログのピュアオーディオ用ローコストアンプを探したものの、
ピュアオーデイオ衰退で惹かれるもの無し。

最近のローコストアンプでは、
やはりA-40AEが一番良さそうなので、
既に生産中止だったのを中古で探した。

新品でも5万円台というのはコスパが良いアンプだと思う。
程度上の箱付きで3万円ちょっと。
シンプルでクリーンなデザインも良い。


CDプレイヤーは手持ちのテイアックVRDS-10SEのトレーがついに動かなくなり、
見積もりを取ると修理に6万近く掛かり、仮に直っても次にピックアップが壊れたらアウト。

というわけで、中古は故障のリスクが高いので、
新品で一番安かったデノンのDCD-600NEと入れ替え。
Amazonの安売りで送込み33000円だった。


最初はアンテナの信号を分配器で2つに分け、
片方は直接KT-8300へ繋ぎ、
もう片方にブースターを入れてその先を2個目の分配器で2系統に分けて、
片側を予備機のKTー8300に、
もう片側をKT-7700に繋いでみたのだけど、
7700はステレオ受信が出来るようになったものの、
8300の音が歪みっぽくなってイマイチ。

結局、AF-1SPアンテナの信号は分配器で2つに分け、
それを直接2台のKT-8300へ接続。
これでFM長野は何の問題もないけど、
NHK-FMと地元のLCV-FMはギリギリ。

KT-8300のチューニングロックをオフにして、
シグナルメーターが上がるようにチューニングしてやると、
ステレオで実用にはなるけどわずかにノイズを感じる。

当然モノラルなら何の問題もないけど、
そもそもオーディオの原点が、
自作のロクハン2ウェイを外付けしたモノラルラジオだった。


結局、KTー7700だけにブースターを入れる事にして、
アンテナは昔FM受信のテスト用で作った、
自作のダイポールアンテナをそのまま使用。

ダイポールはフィーダーアンテナと同じ、
波長のλ/2の長さに対応したもので、
FMの場合はトータルで1.6~1.9m位必要。

同軸ケーブルを用意して、
芯線とシールド側に各々85cm程の単線を繋ぐと、
インピーダンス75ΩのFMアンテナとして機能する。
先端に丸端子を圧着してピンで壁に展張。
アルミパイプののように、
奇麗なTの字にならなくてもちゃんと機能してくれる。


ブースターはオーリックのHAT-ABS04。
Amazon で大体3000円程だけど、
電源アダプターにスイッチが無いのでスイッチ付きの2口タップを追加。

これで、そのままではモノラル受信が精いっぱいだったKTー7700も、
ステレオ受信が可能になってデビエーションメーターもビンビン振れるようになる。


まだ、ダイヤトーンのロクハン自作2ウェイスピーカーはこれからなので、
取り合えず、昔使っていたビクターのミニコンポ用スピーカーの、
フラットで柔らかい優等生的な音が気に入らず、
フォスターブランドの業務用FE-83系に換装したものを繋いである。

ボーカルがしっかりしたモニター的な音が好きなのだけど、
A-40アンプのお陰で、
今まで聴いたことがないパワーと厚みのある音が出ている。


とにかく暗くするとタングステンの柔らかい明かりが灯る、
往年のアナログチューナーは雰囲気抜群。
それに比べっるとアンプのLEDとCDプレーヤーの青い表示は少々目障りだ。


さて、次はいよいよ、
ダイヤトーンの16cmフルレンジ+25mmツイーターを、
スピーカーシステムに仕立てる。





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最終更新日  2024.04.06 19:30:09
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