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カテゴリ:言葉の遣い方
「おられる」という表現に抵抗感ずる人と感じない人が世の中にはいるようです。 因みに、敬語は人を対象に遣われます。ですから、「犬がおる」「雪が降っております」は、単なる丁寧語の「おる」です。 同じ用法の「私はこちらにおります」も、丁寧語の「おる」のはずです。しかし、この言葉に丁寧さを超えた敬意を感じるようになり、結果、謙譲語の「おる」としても遣われるようになりました。 この丁寧語の「おる」から謙譲語の「おる」へと変化したことによって言葉遣いが混乱を生じてます。 一方で、謙譲語の「おる」に尊敬の「れる」をつけて、「おられる」と考えるなら、謙譲語+尊敬語で、誤用です。 関東地方では謙譲の意味で「おる」が使われているので、「おられる」は尊敬表現として定着しているとは言えません。 私の両親は関西出身です。私は湘南で生れ湘南で育ちました。「おられる」という表現には抵抗感があります。 私は(ルーツは関西ですが、)言葉の用法という点では、もはや完全な関東人のようです。 しかも、ウィキぺディアによると「おられる」に抵抗を感ずるのは若年層に多いそうです。 私は、実年齢は兎も角、感覚的には「若年層」ということになります!。 抵抗を感ずる人がいる以上、(私自身もその1人ですが、)「おられる」という表現を私は遣わないようにしようと思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.28 20:34:05
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