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カテゴリ:相続・遺言
今回は、全ての方が100%直面する相続の話を【役に立つ相続の話】というタイトルで数回にわたってお話させて頂きます。 第1回として<相続についてのありがちな誤解>についてコメントさせて頂きます。
1 相続する財産が少ないので、相続対策はいらないという「誤解」。 相続財産が多くなければ相続「税」は発生しません。しかし、相続対策は必要です。 裁判所で争そわれている相続問題の大半は、相続「税」は発生しないものだそうです。5千万円以下が75%、1千万以下が30%もあるそうです。(5千万円以下では相続税は発生しないのは、ご存知の通りです。) 当事務所で過去に受けた無料相談で調停や裁判で争っているケースでも、相続税は発生しないケースが大半でした。
2 相続人同士仲が良いので、相続財産をめぐって、「争族」になることは考えられないという「誤解」。 相続財産は、不動産のように分けにくいものもあります。生活状況は、長い年月の中で変化します。相続は、相続人の配偶者や子供にも「影響を及ぼす」問題でもあります。従って、相続は「実質的には」相続人間だけで解決出来る問題ではなりません。
3 相続分は法律で決まっているので、それに従って分ければ良いという誤解。 相続財産が全て現金や預金なら兎も角、それ以外の物、例えば「不動産」等のように、分割が難しいものもあります。
4 相続人は何人か分かっているので、相続人は誰かという「相続人調べ」は不要という誤解。 相続をするためには相続人を確定しなければなりません。まず、つまり亡くなった方(被相続人)の出生から死亡までの戸籍を集めなければ何も出来ません。 以上、相続のご相談をお受けしていて、世間の方々が誤解なさっている代表的なものを紹介させて頂きました。ご参考になりましたら、幸甚です。(次回以降は、遺産分割や遺言作成についてお話させて頂く予定です。)
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Last updated
2012.03.03 13:09:01
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