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カテゴリ:他士業等
開業する場合、一般的にはWライセンスの方が、経営上のリスクは少ないと思います。つまり、それはどちらかというと、士業側の論理です。 お客様からすると、一般的には、専業者の方は知識や経験が豊富なので、専業者を選んだ方が得策な場合が多いと思います。 私が他士業の方を紹介したり、依頼する時は、基本的には、税理士専業・社労士専業・司法書士専業の事務所にしか依頼しません(単に行政書士は登録しているだけという事務所には依頼してますが)。 ところで、私は偶々奇跡的?!に開業当初の数年を除いて行政書士専業で生活していますが。行政書士専業で食えていける人は極めて少数派です。 今は一応、何とか食えていても、将来に渡って食える保障は全くありません。これは私に限ったことでなく、全ての士業について言えることが。 「山崎先生も、いよいよ、板子一枚下は地獄の世界の仲間入りをするんですね!。」。これは法律会計専門学校の雇われ校長を辞め、開業を決めた時に、知人の某開業A税理士に言われた言葉です。 それぐらい厳しい世界に入ってくるのだから、気合を入れて、シッカリ乗り切れといういう激励の意味として受け止めました。 私 「A先生は税理士になって20年、開業して10年以上のキャリアがあるので、安泰でしょ!?」 A 「2・3ケ月先位までの収入の目途はたつけど、その先は分からない。まさに板子一枚ですよ。」「税理士は顧問契約があるといっても。 税理士なんて代りはいくらでもいるんだから。顧問契約切られればそれまでですから・・・。」 私自身、Wライセンスを考えていた時期があり開業が遅れました。行政書士専業でサッサと開業しておけば良かったと思っています。平成16年初頭に登録して19年から専業に切り替えましたが。 専業にした翌年から、リーマン・民主党政権・震災と怒涛の逆風の連続でした。副業を辞め(不労所得も特になく)、心が折れそうになることは何度もありました。 これから士業に就く人は、司法試験や会計士試験に上位の成績で合格し、大手弁護士法人・大手監査法人に就職出来る位の実力がなければ、士業以外の選択をした方が良いと思います。 私の周辺の行政書士・社労士・税理士の息子さん・娘さん達、いずれも親の職業ではなく、公認会計士として勤務してます。 私の親族も次の世代は、いずれも大手監査法人・弁護士法人に勤務しています。現在は弁護士・会計士の合格者数が多いので、司法試験や会計士試験に上位の成績で合格しないと、弁護士・会計士でも就職先すらありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.13 00:04:02
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