弁護士の場合は、卒業した学部は法学部というケースが圧倒的に多いです。司法書士は弁護士ほどではないけど、法学部卒が多数派です。
行政書士の場合は、法学部卒というのは2割ぐらいで多数派ではありません。受験資格はいりません。外国籍のままでも、受験も登録も出来ます。
小職は13年前に行政書士事務所を開業しましたが。それ以前は、法律会計専門学校で地方公務員上級職や行政書士講座の専任講師を12年ほどしていました。
ところで、講師に限らず、行政書士という実務家でも、刑法・刑事訴訟法・民事訴訟法等の知識が必要になる場合がありますが。行政書士の大半は(法学部卒でも)これらの知識が殆どないのが実情です。そもそも、刑法・刑事訴訟法・民事訴訟法は試験科目ではありません。民法や商法は一応試験科目ですが、試験に受かった程度では実務は到底対応出来ません。
法律の知識は殆どゼロでも法学部を卒業することは可能です。私の卒業した中央大学法学部は多くの法律家を輩出していますが。大学を出るだけなら、殆どド素人に毛の生えた程度のレベルで卒業出来ます。東大法学部でさえ、同じようなことが言えるそうです。
法学部生で法律の勉強を真面目にしているのは、司法試験や国家公務員上級職、地方公務員上級職等を目指している連中だけで、他の法学部生は勉強しなくても卒業は出来ますので、法律知識は殆どゼロです。
単に法学部を出ただけで良いことなど殆どありません。小職の場合、旧司法試験を受けていた際に地方公務員上級職や裁判所事務官試験には合格していたので、法律専門学校に就職する際に、多少、役に立ったかもしれません。刑法・刑事訴訟法・民事訴訟法・破産法・商法(会社法・手形法)等の知識が多少はあるので、行政書士実務に役に立つことは、偶にあります。
大学時代の友人で公証人・検事・弁護士等をしている者は何人かおります。他大学出身者の公証人・検事・弁護士等も友人と知人ということで親しくさせて頂いております。
親族は婚姻時は尊属に中大法学部の先輩でもある司法書士・調査士・行政書士兼業者が一人いた程度ですが。婚姻後、卑属が就いた職業は公認会計士・弁護士・医師・薬剤師等の士師業が大半です。小職の影響ではないと思います。
総じて言えることは、単に法学部を出ただけでは、良いことは殆どありません。
よろしかったら、クリックよろしくお願いします!。
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸