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ナがために鐘はなる・なんの役にもたたないけれど

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2016年09月28日
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梅芸にて、東宝「エリザベート」2016年版を観てきました。
カード会社の貸切公演の回です。


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前回、観たのは春野さんがエリザベートのときで、マテトート、石丸トートと
2回観たのでした。

昨年の東宝版は東京だけだったし観てないのですが、
今回2016年バージョンは、昨年の改定版にさらに手を入れていると
パンフでしゅうちゃんは書いていました。

ということで、
セット、衣装、セリフや歌詞の一部、立ち位置、歌の順番
新たな場面など、今まで見たのとは変わってました。
(歌の順番も変わってたと思うのだけど、
ひょっとしたらこれは私の思い違いかもしれない。)

歌詞の追加などで、わかりやすくなっているんだなと思ったし、
なんといっても、青年ルドルフの政治的な行動への葛藤のシーンの
追加が一番印象的だったかな。
ハンガリーの反政府運動者のシーンも
ふえてましたよね。
これはよかったと私は思いました。

それに、最後のシーン、
フランツ・ヨーゼフの慟哭というか、
あれもよかった。
おとなしくて、ずっと抑えてきた皇帝の叫びは、
あー、ほんとにシシィはトートと黄泉の国へ行ったんだ、
ハプスブルク帝国は破滅するんだと強く、強く感じさせたし。

あの最後の場面、以前は割とごちゃごちゃして、
その間に、ルキーニがナイフを当然のように持ってるって気がしてたんだけど、
まあ、どうなるかは知ってるから、いいか、
とも思ってた。

今回は、ルキーニが「え、俺?何で俺?、でも」
みたいな感じも一瞬して、
そこがなぜか、ルキーニの異常さを思い出させた。

この最後の場面じゃなくて、
一幕の終わりだっけ、トート、シシィ、フランツ
が、一直線に縦に並ぶところ、
セットの一番上にトートがいてというところも
よかった。

宮殿の広間とかシシィの寝室とかの
わかりやすいセットじやなくて、
柩と、それを囲んでるような橋のような通路みたいな台、階段もついてて、
そこが入れ替わりたちかわり、いろんなシーンになるんだけど、台がななめになったり、
また、上手や下手の壁あたりについてる宮殿の外壁をあらわすセットが、
ななめの絵になってるのも、傾きかけてるハプスブルク家らしくて(^^; おどろおどろしくて、いい感じ。

ちょっとガラコンに近いような、やや抽象性の高いセットだったかな。
Kでも、結婚式の翌日の朝5時のベッドは
後から出てきましたよ(^_-)


役でいうと、
エリザベートのまりちゃんは、もうさすが。
少女のところなんて、ほんと少女。
そして、段々変わっていくところが素晴らしい。
そして、輝くように美しくて。

日本エリザベート協会会長だそうですから
(笑)

精神病院への慰問のところ、
「自分がエリザベート」という精神病患者の
ヴィンディッシュ嬢に会ってから、
自分自身の自由のなさ、
精神が囚われているのは自分で、自由を求めているんだということを自覚した、というように見えて、
これはおもしろいよねって、後でWちゃんと
話したものです。


城田優のトートは怖くて、美しくて、怖い(^^;
素晴らしいビジュアル。
客席から登場のところで、ちょうど私たちの目の前に現れて、歩いて行ったんだけど、
「ひいいっ」って声をあげそうに
なりましたよ、ホント。

この世ならざるもので、空気が冷えた。

そして、時折、首を傾げるしぐさがあって、
そんな目立つということはないんだけど、
そのときも、これは変わった人間とかじゃないんだ、死なんだ、と感じたんですよね。

子ルドルフに近づくときも、子ルドルフから
ネコを殺したと聞かされたときも、
そこには、人間の反応や理解、観客の反応を代弁
するかのような気配は
全くなかった。

もちろん、何度も言うけど、美しい。


そして、ゾフィーの涼風さんも
美しい皇太后。
息子とのきずなの強さを感じさせますよね。

最後の方で、ルキーニが、
エリザベートは王宮の中で闘う間に
強くならざるを得なかった、というようなことを
言ったときに、

あ、ゾフィーもそうだったんだと
思っちゃったんですよね、なぜか。


フランツも、ルドルフも、ルキーニも
それぞれ見応えあって、良かった。

若いキャスティングによって、
生き生きとした舞台で、興奮いたしました。

劇場を出たときは、まだ何も飲んでないのに
酔ったように喋ってましたねー(*^o^*)
その後、Wちゃんとちょっと飲んで食べて
興奮をさまして、帰ったのでした。



DVD、もちろん買います💘









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Last updated  2016年09月28日 10時23分26秒
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ぶどう^_^@ Re:最近読んだ本・読む本(12/06) どれも読んだことない。 面白そうです😉 …
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