カテゴリ:ミュージカル・演劇
11月7日マチネ、ドラマシティで
『おかしな二人』を見ました。 大地真央、花總まり主演ということで、 ![]() 宝塚退団以降、生の舞台は見たことがなかった大地真央が、大阪に! ということで、見に行きました。 でも、退団公演は見たかなあ、どうだったかな。どちらにせよ、三十数年ぶりなのかな。 エリザベートでおなじみの花總まりちゃんと2人のお話ということで、 ニール・サイモン作、原田諒潤色・演出。 まあ、なんていうか、 さすが大地真央は、健在だった! まりちゃんも、女王様じゃないまりちゃん、 思いっきりやってて(顔つきも)、 でも、どんなにやっても可愛い。 掛け合いも面白いしね。 だけど、このまりちゃん演じる フローレンスというのは、 「病的にきれい好き」というひとことでは 済まされない、問題な奥様です。 真央演じるオリビアというのは、 スポーツキャスターのキャリアウーマン、 おしゃれで快活な女性なんだけど、 片付けは超苦手で、離婚した旦那に まだお金を送ったりしてる。 いつも、友達4人が家に来て、ボードゲームなどしてワイワイ夜のひとときを過ごす。 そこへ、お金持ちの奥さんで友人のフローレンスが、離婚されたと言ってくる。 というところから始まります。 結局、じゃあ、しばらく一緒にここに住む? というオリビアの誘いに乗ることになるんだけど、まあ、大変と。 部屋はとっても片付いて、 お料理も手作りの食事にこだわって (いや、それ自体は誰も文句は言わない、 いいことなんだけどね) 色々人のこと、家族のこと、先走って勝手に心配してウザがられる。 人の話、聞いてからにしたら? 人の心配してるフリして、自分の不安やよりどころのなさを押し付けんといて って言われるやつね😓 昔から、洋の東西を問わず、 これは困るでっていうのは 変わらないんだなあ・・・ 結局、最後、 オリビアが、あんたは台所と自分の部屋以外、私のいるところに来ないでと 宣言したら、じゃあ出て行くってことになったんだけど、 まあ、捨て台詞もあってね🤭 オリビアがピキッときたのは、 1つは、 「あなたはいいわね、スポーツの何が勝ったとか言ってるだけの楽しいお仕事でね」 というやつ。 オリビアも別に、何もかも余裕のよっちゃんでやってるわけじゃなくて、 色んな思いを抱えながらも、 仕事は当然誇りを持って取り組んでるし、 人生全般においても、失敗しながらも、明るく、前向きにやっていこうとしてるのにね。 それは他の4人の友人たちもそうなのよね。 もう一つ、それは言ってはおしまいだよっていうのが、 「私を追い出したら、あなたは罪の意識を頭の上に乗っけていくのよ」(大意) ってやつ。 この2つには、オリビアは怒って反論してました。 でも、分かってないでしょうね。 まあ、一応、こんなフローレンスも、 最後に、みずからある行動を決意して、 実行に踏み切れたので、 とりあえずは一歩、実質踏み出せたのは 良かったのかな。 フローレンスが「ベリーベリービジー」と言ってにっこり出ていったあと、 散らかったタオルをたたむオリビア、 あの集中力というのかな、 あそこはさすが真央!って思って、 とても懐かしかった。 そして、みんなでやってるゲームに絡めて、 『オズの魔法使い』の「オーバー・ザ・レインボー』を突然歌い出すんですよ。 ♪「Some where over the rainbow 〜 ちょっと泣けました。 でも、みんな、頑張ってるんだよね。 そういう人の先頭に やっぱり立ってくれるんだ と思わされる、 そこは宝塚男役トップスターの精神のあらわれだなと思わされるような姿でした。 そして、 なんとフィナーレ付き‼️ 舞台は、ニューヨークのオリビアの部屋という設定だったので、 その窓の外、大都会・ニューヨークのビルの景色の中で、 ニューヨークを舞台にした作品が歌われたと思います。 曲名は忘れましたが😅 知ってる知ってるって曲ばかりです。 真央とまりちゃん、 世代が違って、 宝塚時代、全く被らなかった2人、 合いますねーー😍 すてきです。 最後の最後の曲、 ♪いこう、いこう♪なんとかかんとか〜 っていう曲は、 宝塚時代、大地真央リサイタルの曲だったんじゃないかなーと思うのですが、 どうだったでしょう。 リサイタルじゃないかもしれないけど、 宝塚の主演作のテーマ曲だと思います。 原田っち、なんて親孝行なんでしょう😆 エライ! というわけで、満喫しまして、 喉が渇いたので、 ルクアの下でクラフトビール飲んで帰りました。
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