まるの猫魂～ええかっこしいの地域猫活動～

いつも見かける猫リアカー。




おじさんが引いてるリアカーに犬が１匹引っ張られ、荷台に大人猫７匹、子猫５匹。

犬も猫も、1,5ｍ程の紐に繋がれたままの生活です。

初めて見た時は『虐待』だと思いました。

自由のない生活。

一生、紐に繋がれた生活なんて。。。 『虐待』じゃないの？



目で見ただけでは真実がわからないので、おじさんに話し掛けてみました。

いや、厳密に言うと犬と猫達の健康状態が心配でフードの差し入れをしたのです。

ついでにおじさんの弁当も。

おじさんは、気さくな人柄でした。

フードの差し入れが嬉しかったらしく、犬と猫を紹介をしてくれました。

犬も猫も捨てられていたのを引き取ったそうです。

おじさんは、犬と猫達をすごく可愛がっています。

夜は、路上で一緒に寝て、昼間もほとんど一緒に過ごしています。

１日中一緒の生活。

私のように自分達を置いて、仕事に出掛けてしまうのと。。。

猫達は、どっちが幸せなんだろう？

いろんな形の幸せがあるのかもしれないな。。。



ある日、おじさんが子猫を見せてくれました。

産まれたての子猫３匹。

私：「おっちゃん、不妊手術してないの？」

おじさん：「したつもりやったけど、最後に来た猫はまだやった。」

したつもりって。。。何？ Σ　・ω・　(　　　ﾉ)ﾉ

あぁ～３匹も増えてしまったよ。

おじさんは、いろんな人から支援物資をもらって生活しています。

援助してるおばさんが「自分は食べなくても、犬や猫のご飯は欠かしたことないねんで。」と教えてくれました。

おじさんは、おじさんに出来る精一杯のやり方で犬猫の面倒をみているようです。

それから、私も父親の着なくなった服や食料、猫と犬のエサを差し入れするようになりました。

たまには千円二千円を渡す事もあります。

本来の私は、ホームレスの人に金銭的な援助をする人間ではありません。

人格否定する訳ではありませんが、ホームレスで職も探さずにいる人に情けをかける必要がないと思っているからです。

だけど、もしおじさんが倒れてしまったら犬と猫までもが路頭に迷ってしまう。

そう思うと。。。

友達には「甘い」だの「偽善」だの言われますが。。。

まーいいじゃない(笑)



おじさんと話すようになって暫くして、おじさんが私を見つけて駆け寄って来ました。

若干、人目が気になりましたが（＾＾；）ただ事ではない様子。

聞けば子猫３匹の内２匹が何者かに踏み殺されたそうです。

おじさんいわく、犯人は別のホームレス。

リアカーから盗まれて、ペシャンコに潰された状態で元の場所に戻されていたとか。。。

「犯人わかってんねんやったら、なんで黙ってんのよ！」思わず声を荒げてしまいました。

「私が文句言うたるわ。水かなんかぶっかけてきたるし。どこのおっさんなん？」そう言うと、おじさんは慌てた様子で「いや、はっきり見た訳ちゃうから。。。」と口ごもる。

なんで自分が可愛がってた猫を殺されて黙ってれるの？



私のブログを読んでいただいてる方は、薄々おわかりかも知れませんが、私は動物に関しては異常に感情の起伏が激しくなります。

特に。。。『怒り』

瞬間的にMAXに達してしまいます。

相手との体格差とか考えずに噛み付いていく習性があるんです。

若かりし頃、うちの犬に水をぶっかけた隣の親父にジェットホースで放水して大騒ぎになった事や、友達の犬がひき逃げされそうになって、ひいた車を追いかけて運転手を路上に引きずり出した事もありましたっけ。。。

いや～青かったな～ (ノз｀)ﾍﾟﾁｯ

その頃よりは大分と穏やかにはなりましたが。。。

とにかく猫を殺した奴を黙って見過ごすなんてできません。

目には目を、歯には歯を。

ところが。。。ホームレスさん達には、暗黙の上下関係があるそうです。

私には、わからない世界のルール。。。

それに、犬猫達の今後を考えると仕返しの仕返しが怖いですしね。

大人になった私は、怒りを必死に呑み込みました。



それから、昨夜。。。

驚愕の事実が！

また子猫が４匹産まれていたんです。

前回の生き残りの子を足して５匹。。。

嬉しそうに子猫を見せに来るおじさん。

私：「どーすんの、おっちゃん。まだ手術してなかったん？」

おじさん：「商店街のおばさんが避妊手術に連れて行ってくれるはずやってんけどなぁ。」


あーーーーーもうっ！ ヽ(`Д´ﾒ)ﾉ








先日、ブログでお知らせした闘病中の白くん。

息を引き取ったそうです。

ハート徳島の代表の腕の中で、旅立ったそうです。

大好きな人の腕の中で。。。

白くんは安心して眠りにつけたと思います。

本当に短いお付き合いでしたが、私は白くんの事は一生忘れません。

気にかけていただいた皆さま、ありがとうございました。

それから、白くんの存在を知るきっかけになって下さったどんなまどんなさん、ありがとうございました。

今晩、まる的弔い方式で。。。白くんと一緒にお刺身を沢山食べて参ります。














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