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カテゴリ:山野草
☆ウォーキングコース(玉川上水)で、毎年のように八重咲きドクダミを観察する場所で、今年も八重咲きドクダミが咲いています。
☆八重咲きドクダミの白い花びらのように見えるのは、ハナミズキなどと同じ「総苞」です。総苞とは、花序全体の基部を包む苞(葉)のことだそうです。右の蕾では、総苞は黄緑色です。 ☆八重咲きドクダミは、白い総苞片の間に花が咲いています。総苞片・花・総苞片・花の順番に咲いています。ドクダミの花のつくりについては、5月21日の日記で紹介しました。 ◎5月21日の日記 http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20150521/ ☆八重咲きドクダミの花を上から見てみました。外側にある大きな総苞片から次第に小さくなりながら、30枚ほどの総苞片が見えます。 ☆総苞とは花序全体の基部を包む苞(葉)ということですが、総苞片をよく見ると、葉脈のようなスジが見えます。 ☆別の花では、葉脈のようなスジとともに葉のように一部が緑色に見えます。 ☆さらに別の花では、外側の総苞片に葉脈のようなスジが見えるだけでなく総苞片のほとんどが葉のように見えます。 ☆こちらの花では、外側の3枚の総苞片が色も形も葉そのものです。 ☆後日見つけた外側の総苞片の一部が葉のように見えるものを、記録のために紹介しておきます。その1。 ☆その2。 ☆その3。 ☆その4。 ☆『楽しい植物観察入門』には、次のように書いてあります。「花はどのように進化してつくられてきたのでしょうか。一般に、葉の部分がやがて萼(がく)になり、萼が花弁になり、花弁が雄蕊、雌蕊へと進化したといわれています。」花は、葉から進化してきたということです。この八重咲きドクダミの総苞の様々な変異は、葉から総苞が進化してきたことを示しているのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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