カテゴリ:Q輔とU子と「防災」
お待た?
天気予報で「波浪注意報」という言葉を聞くと、昔から、 ああ、今日は、陽気な欧米人が、やたらめったら街中で声をかけてくる日であるよなあ、 ハローハローと呼び止められても、立ち止まっちゃならねーよ。異人さんに連れられて行っちゃうからね。 などと、訳の解らぬことを一人思って、一人ほくそえんでる男、Q輔です。 え~っと、先のお盆休みにやったことを、ふたつ。 お盆休みの、とある午後のこと、 「ちょっと、あんたぁー!あたし、ローリングストックするでー!ちょっと来やー!」 リビングで妻が、突然、けたたましく叫んだ。その声音、雌ライオンの如し。 僕、ビクッとしちゃって、またいつもの夫いじめかしらと思って、 「U子様、夫にプロレス技をかけて遊ぶのは、いい加減勘弁してくれないでしょうか?」 と、いつものように丁重に泣きを入れたのだけれど、 どうやらローリングストックとは、僕がその語感からイメージした、 「妻が僕の体を回転させながら関節を締め上げ、靭帯を損傷させる」などの行為ではないらしい。 どうやら「数年前から巷に浸透し始めた災害時の保存食の備蓄法」らしい。ほっ。 【もーちょい詳しく、ローリングストック法とは何ぞ?】 保存食の備蓄を、日常の食糧備蓄の中に取り込む方法で、 普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足す。 一定量の保存食を、新旧常にローテーションさせ、鮮度を保ちながら備蓄しておく方法のこと。 なるほど、こりゃ誰もが考えつきそうで、なかなか考えつかなかった画期的な方法ですな。 この方法なら、結婚当時に備えた超大量の乾パンの賞味期限が切れた途端に、 「まだ切れたばっかり!切れたばっかりだから!」なんつって、連日酒のつまみに乾パンが続くなんてことはない訳だ。 昨年「あんたぁ!北朝鮮が攻めてくる!」と言って慌てて買い込んだ「赤いきつね」ひと箱12個入りの賞味期限が切れたその日から、 夫と子供が、休日の昼食のたびに食卓を攻撃してくる「赤いきつね」の恐怖に怯えるなんてことも無くなる訳だ。 ビバ!ローリングストックぅー! は~あ、ビバ、のんのん。 という訳で「日常の食糧備蓄、兼、災害用保存食」という観点で、盛大に買いだめして来たぞ。 このストックの量が、災害時の保存食として多いのか?少ないのか? 保存食のセレクトとして、的を得ているのか、とんちんかんな選定なのか? ・・・・うーん、まったく解らん。 ま、とりあえずこんなもんかなあ。今後いろいろ調べて勉強してみようかな。 んで、スーパーで品定めをしている時、妻ときたら、災害時の保存食を選んでいるにもかかわらず、 「そんな時だからこそ、食事ぐらい楽しめるような、ハッピーなセレクトにしましょう!」とか言って、 普段買わないような高級レトルトカレーや、蟹やウニの缶詰などをポイポイ買い物カゴに放り込み、 「初日は、このカレーでしょ~、二日目は、このパスタでしょ~」なんつって、妙にウッキウキで、 そのうち「あ~、楽しみ!」などと不謹慎極まりないことを言い出しかねんと思ったので、 僕ぁ~、きつーく喝を入れときました。 まあ、妻いわく、 保存食といえば、乾パンやカップラーメンの選択肢しかなかった昔と違って、 日常の食糧備蓄も兼ねている「ローリングストック法」だから出来る、ささやかな楽しみだがね! とのこと。 うーん、分らんでもないけどね~。 以前「h+and」の「すずひさん」のブログに、 災害当初、火も水も無い状況では、先ずは、簡単に食べられて、高カロリーなお菓子が重宝するらしい。 という記事があって、ご自身も災害時の備えとしてお菓子を大量に買い込んでいる。ということを書かれていました。 なるほど!すずひ!まったくもってその通りだぜ!と思ったので、この度、お菓子、たくさん買いました。 んで、僕、お菓子選んでるうちに、なんだか童心に返っちゃって、すっかり遠足前の気分になっちゃって、 そのうち「あ~、待ち遠しい!」などと不謹慎極まりないことを言い出しかねんのを見かねて、 妻が、きつーく喝を入れてきました。とほほ。 買った保存食は、あっちゃこっちゃに置かず、キッチンの床下収納庫にまとめて収納しました。 妻は、保存食の賞味期限を管理してくれるアプリをダウンロードして、そこに各食品の写真と賞味期限を入力していました。 どうやら、半年先、一年先、各食品の賞味期限が近づくたびに、お知らせをくれるアプリらしい。へ~便利っすね。 あと、このローリングストック法の重要なところは、 「使ったら使った分だけ新しく買い足す」という地味な作業を律儀に続けられるか? これに尽きるね。 これさ、一見誰もが簡単に出来そうで、実際は、出来る人・そうでない人、ばっくり分かれる管理法だと思うよ。 まあ、うちの妻は、几帳面で、きっちりした性格なので、心配ねーけど。 え?僕? 無理無理無理無理っ! え~、さてさて。 お盆、といえば、 お盆、ですな。 うちは、仏壇もお墓もねーから、 お盆は、自宅で、こんな感じ。 ささやかだけど、 心づくしの祭壇に、 香を立て、 花をたむけ、 こっちの家族みんなで、 むこうにいる家族に、 静かに手をあわせます。 ほんと、不思議だよね。 ほんと、黄泉がえるよね。 五感のすべてに、 むこうにいるものたちの、 姿かたち、声、におい、体温、肌ざわり、 ありありと黄泉がえるよね。 会いたい、会えない、会いたい、会えない、会いたい、会えない、会いたい、会えない・・・・ 送り火。 またね。 大丈夫。 そう心配すんなって。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.30 09:17:07
[Q輔とU子と「防災」] カテゴリの最新記事
|
|