テーマ:本日のお勧め(377653)
カテゴリ:Q輔とU子と「人間図鑑」
![]() 先週の「麒麟がくる」の最後は、 浜辺で待ち受ける光秀のもとに、朝焼けの海の彼方から信長が現れるところで終わった。 いよいよ、明智光秀の運命の人、織田信長の大登場である。 このドラマでは、まったく新しい信長を、染谷将太という若い役者さんが演じるとのこと。 さっそく毎年購入しているNHK大河ドラマ・ガイドで予習しなきゃ。 染谷さんのインタビュー、なになに「ピュアな狂気を秘めた信長を演じたい」? ・・・ちょ、まじ、めっちゃ楽しみなんすけど。 ![]() 巷では、この度の大河ドラマに合わせて、多くの明智光秀関連の新刊が出回っていますが、 僕がぜひ皆さんに紹介したいのは、この司馬遼太郎氏の「国盗り物語」である。 もはや古典文学と言っても過言ではないが、その内容は色あせることを知らぬ、まさに名作である。 一巻・二巻では、斎藤道三が、寺の坊主から京の油売りとなり、 そこから、智謀・策謀の限りを尽くし、美濃の覇者となるまでを描き。 三巻・四巻で、主役は、織田信長と明智光秀に代わり、 道三の相弟子であった二人が、本能寺で激突するまでを描いている。 あ、これ、ゴミじゃありませんから。 読みまくった愛読書の末路っす。 信長が登場する三巻なんか、カバーがねえぞ。ははは。 僕は、歴史上、織田信長ほどシンプル思考の達人はいないと思っている。 あらゆる常識・伝統・格式にとらわれず、モノゴトの本質を見抜き、単純行動する天才。 信長って、あの人、まじシンプリストだよね~。 と、歴史好きの悪い癖で、つい本人を見てきたような物言いをしてしまう。たはは。 おま、見たんか! と、いつも妻に注意されます。 ![]() せっかくなので、もういっちょ、名作を紹介。 堺屋太一氏の「鬼と人と」。 歴史の同じ場面の同じ出来事を、信長と光秀、それぞれが交互に独白する形式で、 本能寺に導かれるまでの、お互いの胸のうちが語られます。 さて。 教科書に載っているような歴史的事件は、皆さんご存知でしょうから、 今回は、僕の大好きな「シンプリスト織田信長」の、教科書に載っていない珍エピソードを二つ紹介しますね。 その壱【池の水ぜんぶ抜く大作戦】 領内のとある池で恐ろしい大蛇の化け物が出るという噂が出た。 見かねた信長、恐れおののく村人を集め、こう言った。 信長)今から池の水をぜんぶ抜く。 村人たち) ・・・は? 信長)池の水ぜんぶ抜く大作戦を執行する。 信長は、電気もポンプも無い時代に、村人総動員の人海戦術で、迅速に池を空にしてしまった。 頃合いを見た信長、刀を抜いて一人で池に飛び込み、 時々刀をぶんぶん振りまわし、しばらく水の無い池をウロウロと歩き回っていた。 その後、ぽかんと口を開けて待つ村人たちの前に無言で立ち戻り、たった一言。 おらん! その弐【仙人もビックリ事件】 巷で「奇跡を起こせる仙人」が話題になっていることを聞きつけ、その男を呼び出した信長。 以下、信長と男の会話。 信長) おまー、仙人か? 男) 皆は、そう呼びまする。 信長) てか、おまー、いくつだ?
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最終更新日
2020.03.11 07:33:25
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