テーマ:ニュース(99462)
カテゴリ:Q輔とU子と「子供大人化計画」
十九歳の少年五人が、ホームレスをなぶり殺しにしましたね。
面白半分だったのだろう。 ゲラゲラ笑っていたのだろう。 殺す気なんて無かったのだろう。 それゆえに、むごい事件だ。 計画した時刻に集まり、 80を過ぎたじいちゃんに、石を投げつけ、 逃げるじいちゃんを、一キロ近く追い回し、 集団でリンチを加え、虫けらのように殺した。 まったく、殺すに事欠いて、むごたらしいにも程がある。 十九歳といえば、 いっちょまえに、身体は成長期を終え、 いっちょまえに、選挙権を持ち、 いっちょまえに、結婚することが出来、 いっちょまえに、子供を作ることも出来、 いっちょまえに、労働することも出来、 そして、 いっちょまえに、人を殺めることも出来る。 少年? ははは、ちゃんちゃらおかしいっつーの。 「狂人」とはいったいどういう人間のことをさすのでしょうね? 僕の昔の知り合いを思い返しても、こういう頭の狂い方をしてしまった連中が、 どれだけ少年院にぶち込まれたところで、性根から更生するのは難しかったよ。 しばらく更生したフリはするが、一度イカれてしまった頭は、そう簡単に治らない。 彼らの一番恐ろしいところは、どこかしら「自分は狂っていない」と信じているところだ。 逃げ惑う老人を、面白半分に追いかけ回し、なぶり殺しにしておきながら、 殺意はなかった。あれは事故だった。何なら被害者にも問題はあった。 と、しゃーしゃーと思い込めるところが、何より気違いじみている。 いずれ人を殺したことなんかすっかり忘れて、ごく普通の大人になるつもりでいるところが、 取り返しのつかないほど頭が壊れているところだ。 少年ゆえ、名前が出せないならば、せめて保護者の名前ぐらい出してもよいと思う。 酷なようだが、人殺しを育てた保護者の罪は重い。 彼らを「少年」と呼ぶのであれば、責任は保護者にあると思う。 僕は昭和の昔、テレビで未成年による殺人事件のニュースを母と二人で見ていた時、 「お母さん、もし僕が人殺しになったらどうする?」と母に質問したことがある。 すると母は、幼い僕に、迷わずこう答えた。 親として、全力であなたが死刑になる努力をする。 国が死刑にしてくれないのなら、お母さんにも考えがある。 あと、その時、あなたに子供が生まれていたら、 あなたの子供には、手術で子孫を残せない体になってもらう。 そして、最後に冷ややかにひと言。 ごめんね、お母さん、人殺しを愛する自信がないの。 とのこと。 母のこの、まるでヒトの親とは思えない発言のおかげかどうかは知らないが、 今のところ、僕は人を殺すには至っていない。 もし、娘たちに、同じ質問をされたら、 僕も、同じように答える。 もし、娘たちが人を殺めたら、 迷わず、それを有言実行する。 たとえ我が子といえど、 僕も人殺しを愛する自信はない。 ホームレスをなぶり殺しにした少年五人の保護者たちは、 それでも我が子を許してしまうのであろうか? それでも我が子を愛してしまうのであろうか? だとしたら、ぬる~い愛だ。 まったくぬるい。 我が子への愛が、生ぬるいっつーの。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.03 06:09:39
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