テーマ:暮らしを楽しむ(384461)
カテゴリ:Q輔とU子と「人間図鑑」
「鬼滅の刃」を読んでいます。
漫画はいいよ~。だって子供から大人まで楽しめるんだもの。 さて、この物語には、産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)という人物が登場します。 鬼殺隊の最高管理者です。 この人物には、 「F分の1ゆらぎ」という特殊な声音で話す。 というキャラ設定があります。 「F分の1ゆらぎ」とは、 例えば、心拍の間隔とか、ろうそくの炎の揺れとか、電車の揺れとか、 小川のせせらぎとか、木漏れ日とか、蛍の光とかのこと。 生体のリズムは、基本的にF分の1のゆらぎをしていると考えられている。 このゆらぎは、快適性と深く関係している。 人は五感を通し、F分の1ゆらぎを感知すると、生体リズムが共鳴し、 自立神経が整えられ、精神が安定し、活力が湧くらしい。 F分の1ゆらぎの声を持つといわれるアーティストとして、 美空ひばり、ユーミン、宇多田ヒカル、吉田美和、徳永英明、小田和正などが有名。 馬はいいよ~。だって瞳が綺麗だもの。 馬のいななき。きっとF分の1のゆらぎに違えねえ。だって落ち着くんだもの。 ちょ、あんた、「F分の1ゆらぎ」って何ぃ? 先日、夜ふけに寝床で妻が聞いてきた。 おやおや?何だかとても機嫌が悪いぞ? そう言えばその昔「マジで恋する5秒前」って広末涼子の歌があったな。 そんなことをふと思い出しながら、 マジでブチ切れ5秒前、5、4、3・・ってな感じの妻に、 僕は、上記内容を、恐る恐る説明した。 あんの、ガキゃああ! 発射。 おブチ切れになられました。 思い出し笑いならぬ、思い出しブチ切れ。 どうやら、怒りの矛先は、長女。 妻曰く。 妻がいつものように、夕方に長女の宿題を見ていた時、 何度説明しても、同じ問題で同じ間違いをする長女に、さすがに妻が怒鳴ったらしい。 どうしてママの言ってることが分からないの! すると、長女は目にいっぱい涙をため、こう叫んだ。 ママの声、 「F分の1ゆらぎ」じゃないから、 全っ然入ってこない! ・・・は? うほほーい、へらず口にも程があるぞー。 まったく、我が子ながら何たる言い草。 しかしまあ、妻が怒髪天になった時のキンキン声は、黒板を爪で引っ掻いたような声だかんなあ。 長女の気持ちが、分らんでもねーですよ。ははははは。 僕の説明で、長女のへらず口の真意を知った妻が、 突然布団を頭までかぶり、隣でうなるようにブツブツ言っている。 怖いわ。まったく、怒りを通り越して怖なってきたわ。 血だわ。血のせいだわ。これは誰の血? あー怖い。おー怖い。 あ、ちなみに僕的には、妻のこれぐらいの声音は「F分の1ゆらぎ」の範ちゅうである。 うーんうーんという、妻のうなされ声に妙に癒されつつ、 気が付くと僕は、すっかり寝おちしていたのでありまする。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.07 06:09:49
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