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カテゴリ:アスタ・マニャーナ
同封されていた一枚の映画のチラシに、 懐かしいスペインの風を思い出しました。 ●スペイン北西部ガリシア州にある中世の面影を残す街、 「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」 ※サンティアゴはスペイン語で(聖ヤコブ) フランス語ではサン・ジャック。 コンポステーラは「星の平原」の意。 それまで忘れられていた聖ヤコブの遺骨の墓を、 星の導きによって羊飼いが発見したので、 こう呼ばれるようになったそうです。 以来、ローマ、エルサレムと並ぶカトリック3大聖地とされて、 ココへ続く道がサンティアゴ巡礼路(エル・カミーノ・デ・サンティアゴ)です。 サンティアゴへのルートはいくつもありますが、 フランス各地からピレネー山脈を超えて スペインを西へ向かうのが一般的に巡礼路と呼ばれます。 ヨーロッパ中の民族が数百年に渡り行き交ったため、 沢山の異文化が融合し合う文化の交差点でもあるわけで、 複雑なスペインが凝縮している場所の一つです。 今では宗教的意味だけではなく、自分への挑戦や、 人生の分岐点に立ち自分自身を見つめ直すためなど、 またスポーツとしても、と、さまざまな理由や目的で、 大勢の人たちが巡礼路を西へと目指します。 ●南フランスの街ル・ピュイから、 聖地サンティアゴ(サン・ジャック)まで 1500kmの巡礼路を兄弟一緒に歩くこと…。 それが遺産相続の条件と知らされて‥ 険悪な仲の3兄弟が、物欲の炎を燃やしつつ、 遥かなる旅路の第一歩を踏み出した‥。 そんな出だしで始まる映画「サン・ジャックへの道」が 銀座シネスイッチで公開中です! まっすぐ続く一本道を、急勾配の道を、天候に関係なく ひたすら自身の足で歩き続ける旅は人生そのもの。 荷物は自分で背負わなくてはならないけれど、 生きていく上で本当に必要なものなどそう多くはない。 そして、終着点であるスペイン最西端の海の輝きを目にしたとき、 ずっと一緒に歩いて来たような不思議な達成感に包まれて、 みんなと離れがたい感情に心揺さぶられてしまう‥。 監督・脚本はパリ生まれの女性アーティスト「コリーヌ・セロー」 ・「全国劇場案内」 ※フランスからサンティアゴを目指す巡礼路は、 主に4コースありますが‥ 映画では、中央山地からピレネー山脈を越えてスペインへ。 ひたすら西へと、景観の最も美しい約1500kmのコースを 描いているそうです。 ※メイン写真はTBS「世界遺産」 サンティアゴ・デ・コンポステーラへのフランスの巡礼路(II) ※「里山暮らし、ときどきスペイン」の扉絵を描いた 「水彩画人・俊介」さん。 彼が辿った「スペイン巡礼路」も素晴らしいです! あの懐かしいスペインの風が吹いています♪ ●私事ですが、 「ウチの彼」の姉さんは、二十代の頃、 カトリックの修道女になることを選び、 以来ずうっと東京の修道院で暮らしています。 だから私たちも年に数度しか会えません‥。 でも、こうして、時折、お便りで、 私たちに幸せの風を届けてくれるのです。 「人生って捨てたもんじゃない」 いつしかそんな前向きな気持ちにさせてくれる。 映画を通して、姉さんからの、 温かなメッセージが伝わってきました‥。 .................................................................................... ★スペインの風が吹いている♪ 【里山暮らし、ときどきスペイン】太陽出版 1,260円(税込) ・または全国書店ネットワークe-hon[書店受取り送料無料] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今日は!
いよいよ土曜日ですね。昨日、ニャンキチさんからもコメントが入りました。楽しみにしています。ところで今日のブログ、僕はヨーロッパに行ったことが無いのです。行ってみたいなぁ。いつかは行きたいですね。 (2007年03月21日 12時12分30秒)
ここね~~~憧れの地ですがどうも行けそうにないのです。
こんな映画嬉しいなあ、ぜひ見たいと思います。 テレビでのドキュメントは何度か見ましたが この映画かなりよさそう・・だってフランス映画?! ありがとうございました。 ピレネーを越えるってすごいですよね~・・・ (2007年03月21日 13時06分53秒)
面白そうな映画ですね。
でも、銀座まで行かないと見られないのですね。 最近はシネコンが増えていますが、 上映されているのはいずれも有名作品ばかり、 シネコンは色々な大きさのシアターがあるのだから、 こういう作品もやって欲しいですねぇ。 (2007年03月21日 14時58分23秒)
もう上映されたのかな?
一寸調べて愛妻と観に行きたいです! (2007年03月21日 15時54分27秒)
足跡から訪問しました。イギリスに花留学経験!イイですね。自分は、業界で商売を始めた頃群馬県内の生産者さんとイギリスにいきました。宿根草や種子の買い付けのお供として行ったのが最初です。本場のガーデン等を見て感動しました。この世界で生きていこうと決めました。璃々さんのブログ面白いですね。また、訪問しますのでよろしくお願いします。
(2007年03月21日 16時55分20秒)
シスターさんがいるのですね。
私の仕事場にも時々シスターさんが買い物に来られます。世間ずれされていないと感じるとともに、こういう人生もいいなと思ってしまいます。 時間に追われている風でもなく、何かへの怒りがあるようには思えず、併設されている幼稚園が、もう随分長く、地域で一番人気を保っているのがなんとなくわかります。 もっと早く、もっとたくさん、という人の欲望により、進歩していると言われるが、本当は人類滅亡への時間を早送りしているのかもしれないとも思えます。 これに一呼吸入れてくれる感じがします。 (2007年03月21日 18時00分37秒)
「ウチの彼」から、以前お姉様のお話伺い、
感動し、又この日記で、素晴らしい映画を 教えて頂き、ぜひ拝見します。 初めて、リミンさんのご本をご案内しよう としたときに、リミンさんと画人さんの日記を 全部拝見し、このお二人の偶然の出会いにも 驚き、スペイン巡礼路にも驚き、驚きづくめ だった事が、とても懐かしく感じられす。 あの時に感じた通り、 やはり、只者ではないお二人でしたね… 映画狂の我が家に、ありがとうございました(^_-) ※トラバ下さいませね。 (2007年03月21日 20時00分49秒)
何と!!??そんな映画が!!??
僕はサンティアゴ・デ・コンポステーラのことはスペイン文化の本空などで知っていましたが・・ もう・・行く元気も気力もありません・・・・ 人生枯れました・・・ 恥ずかしながら・・・・ (2007年03月21日 20時57分08秒)
またまた素敵な映画のご紹介ありがとうございます。
銀座シネスイッチですでに上映中とのこと、今週末は早速駆けつけたいと予定いれました。 いつか歩いてみたいのでシュミレーションのつもりで行って参ります。(笑) シスターのお姉さまからの幸せ風をお裾分けして頂いたような気がします! (2007年03月21日 21時55分49秒)
こんな映画があったのですね。人間のエゴや欺瞞などの渦巻いた、気になる映画ですね。銀座しかやっていないのですか。リミンさんはエッセイスト倶楽部の例会の時に、見られますね。
何時までやっているのでしょう?調べてみます。予定が空けば見て見たいです。 (2007年03月21日 22時49分18秒)
にゃんきち(=^_^=)さん
>僕はカトリックの信者ですが、四国八十八箇所は歩いてみたいです。 ----- サンティアゴ巡礼路は1993年に世界遺産に登録され、 日本の紀伊半島・熊野古道とは姉妹路になっているそうですよ。 (2007年03月21日 23時25分33秒)
なにか歴史を感じるね。
遠い記憶を呼び起こすような・・・。 (2007年03月22日 00時58分24秒)
者欲、姉が人生捨てたものでない。いえる
(2007年03月22日 17時23分15秒)
足跡から来ました!オランダ在住のRatihと申します。サンティアゴ・デ・コンポステーラという名があったので思わずコメントせずにはいられませんでした。スペインにも行った事がなく、この街についても知らなかったのですが、今年の1月に南仏を旅行した際に色々南仏についてサイトやガイドで調べた所、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼前に立ち寄る人が多かった場所というのが多く、興味を持ちました。聖ヤコブのお墓があるだなんてとても神聖な町なのですね。
私も昔少しだけイギリスに滞在していたことがあり、アロマセラピーなどにも興味があります。是非、ブックマークさせてください。 ヨロシクお願いします。 (2007年03月22日 21時51分13秒)
ratihollandさん
オランダ在住なんですね! スキポール空港にトランジットで降りることが多いのですが‥ いまだ、ゆっくり滞在したことがありません。 マウリッツハイス美術館・フェルメールに会いに、 いずれゆっくり伺いたいと思っています♪ それからリンクありがとう! こちらこそ今後とも宜しく~☆ (2007年03月22日 22時19分16秒)
映画「サン・ジャックへの道」見たいですね。スペインは昔から好きな土地でした。チェリストのカザルスが大好きで、彼のバッハ「無伴奏ソナタ」や「鳥の歌」などは大切にして聴いています。まだアメリカ大統領のケネディが生きていたころ、1961年11月13日にホワイトハウスで「カザルス・ホワイトハウス・コンサート’61」が開かれ、まだ亡命中だったカザルスが演奏しました。メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲1番、クープランの5つの小品、シューマンの変イ長調作品70、そしてカタロニア民謡の「鳥の歌」です。
このLPは大切にしている私の宝物です。あのカタロニアの大地を、心に響く、ごつごつとした手で弾かれるカザルスの「鳥の歌」を聴いてみたい、というのが私の夢ですね。 (2007年03月23日 13時46分28秒)
こんにちは~☆
日常を離れて・・・自分の足で歩く旅 なかなか出来ない事だと思います。 今まで気づかなかったことが・・・ ふと・・分かる旅になりそうな感じがします☆ (2007年03月24日 17時34分41秒)
サッカーの日記を 見に来ていただき、論評、ありがとうございました。 お返事おくれて申し訳ございません。 エル・カミーノ・デ・サンティアゴ 一度やってみたいです。 笑 (2010年07月29日 18時51分02秒) |