本日のワインはリベカ2005年、生産者はフィリアートです。このリベカ、カベルネ・メルロのカメロット、ネロダーヴォラ100%のアルモニウムとでフィリアート社の赤ワイン3本柱なのですが、二本でのメジャー度では一歩両者に譲っていました。ところが2009年は、従来のネロダーヴォラ主体+ペリコーネから、なんとペリコーネ100%にセパージュが変更され、ルカマローニで98点もの高得点をマークしています(2007も98点)。この2005は従来セパージュとなっていますが、○ルディにてアンダー1500円で販売されていましたのでしっかり3本購入しました。
さて、感想です。
非常に深みのあるルビー色。蛍光灯に翳しても殆ど光が届いてきません。グラスからは、エスプレッソ、絵の具、ブラックベリー等の強い芳香。口に含むとプルーンやブラックベリーのコンポート、強いスパイス感、ココアやカフェラテが香ってきます。酸、タンニン、果実味のどの要素も非常に強いのですが、それでもまとまってきた感、どこか落ち着きが見られるのは、出荷後4年の年月がそうさせているのでしょう。大変お買得なワインで、倍の価格でも納得できる旨さを持っていると思います。
シチリアの地葡萄、90から00年代はネロダーヴォラが注目を集め、10年代はネレッロ・マスカレーゼが脚光を浴びています。さて、次代のスター地葡萄はペリコーネだったりして・・・。