О・ヘンリーの原作のショートムービーである。アニメ版もあり、インドなまりがあってそれはそれで聴き取りやすいのだけれど、今日紹介するのは実写版の方である。
小説のオチがオチなので、実写版は白黒だ。最初の方は少し端折って、いきなりご対面である。台詞がほとんど原作のままなので、大変聴き取りやすい。聴き取りにくかった個所は小説で確認すればよい。
ボブが、相手がジミーではないと気がつくくだりからの展開は、小説版と若干違う。これは、小説では読者に想像させれば済むところを、映画やテレビドラマでは、具体的に視覚化しなければならないことから生ずるものだ、と思う。アニメならまだしもごまかしがきくが、実写ではやはり、そうはいかない。
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