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カテゴリ:SF
はじめて題名を見たとき、何のことだかわからなかった。本文を読んで、マッキーと謎の存在「カレバン」との意味不明というより支離滅裂な会話、否少なくとも意思疎通の試みについていけず、何頁も捲らぬうちに途中で読むのをやめた。なかった。さすがに発行年の1979年ではないが、それでもずいぶん昔の話だ。
アシモフのロボット物語を読み、『エデン』を読み、人間とは異なる知的生命体との意思疎通の物語を経てきて、やっとここまでたどり着いた感じだ。たどり着けば、あとは、そんなに難しくない。「鞭打たれる」存在の消滅が、その存在の「ある能力」を活用する知的生命体すべての死を意味すると。そしてその存在は鞭打たれ、死にかけていた。それを救ったのがマッキーだった。 本書にはミステリー的要素もあるので、わざとわかりにくく書いている。何年かたって再びこのブログを読み返した時、果たして自分自身内容を理解できるかどうか心もとないが、これ以上のことは書けない。何しろ、タイトルに大きなヒントがあるのだから。 それにしても、SFは詩である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.04.30 09:26:34
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