主人公はカバくんである。このカバくん、独り立ちしようとして、いろいろな仕事をやってみるのだが、ことごとくうまくいかない。その「しゃあない、つぎいってみよ」の精神が、いかにも関西弁ぽい楽天性にあふれていて、いい。そうして最後は、ハンモックに寝転がって「ぼちぼちいこか」。おそらく英語ではTake it easy、になるのだろう。
絵本ではあるのだが、本書をお勧めする理由は、癒されること。ただでさえコロナこの方、思い通りにならないことが多い。そんな時、「焦ってもしゃあない、ぼちぼちいこか」というカバくんの生きる姿勢には、大人であっても癒される、と思うのである。
ぼちぼちいこか2版 [ マイク・セーラー ]
お金を出して英語で読むのはもったいないと思うけど、一応紹介。できれば図書館で見つけた方がいい。
ぼちぼちいこか 英語でもよめる [ マイク・セーラー ]