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「地政学」という言葉は、最近特に耳にするようになりました。 「地理」と「政治」を組み合わせたもので、地理的な要因が政治に与える影響を研究する学問です。 地政学的な観点から見ると、ロシアのウクライナ侵攻の理由もはっきりとわかってきます。 茂木誠さんは、予備校の世界史の講師ということですが、以前読んで面白いと思った「ニュースのなぜは世界史に学べ」という本の著者でもあります。 ⇒「なぜ?は世界史に学べ」茂木誠著 オススメ! 2016年に発行された本なのですが、なんと、最初の話がウクライナでした。 2014年に、ロシアはクリミア半島を強引に併合、遠い異国の話くらいの印象でした。 黒海に突き出したクリミア半島は、地政学的に非常に重要な場所で、その場所を巡っては、過去にいろんな国が戦争をしてもいます。 今回、「世界史で学べ 地政学」を読んで納得したのは、「ギリシャ」がなぜEUに加盟し、さらには、経済破綻しながらも、助けられており、かつ、ギリシャは強気でいられるのか、という点。 それは単純に地政学的に重要な場所だから、ということです。 「EUが助けてくれないんなら、ロシアに頼っちゃうよ」という感じですね。 地政学的な観点に、歴史的な観点も含めて分かりやすく解説してある本で、世界で起こっているいろんな紛争の背景についての理解も深まること間違いなしです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/07/01 08:07:44 AM
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