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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
2x4工法の家でよくやるのが、屋根の下(小屋裏)を利用した 部屋(ロフト)を造るということです。 屋根ですから三角形の天井となる訳ですが、四角い形と違って 子供たちには、大いに喜ばれますよね。 でも、この時、気を付けなければいけないのが、屋根内部の結露 なんです。 キッチンやお風呂、洗面で出る温かくて湿気を帯びた空気は 必ず上の方に上昇して、最後には屋根裏にまで到達します。 そこで、冬場の寒さで冷えた屋根に接して、結露を起こすのです。 また、屋根にスキマなく断熱材を入れてしまうと、外壁や 軒下からの通気を阻害してしまって、壁体内結露防止の為の 通気工法が機能しなくなってしまうという問題も生じます。 そこで、私たちは独自の施工を考えました。これは、どこのハウスメーカーも やっていないやり方です。 セルロース断熱材のような吸放湿性のある素材を一種の壁のように使って、 緩やかな中気密の空間を造ります。勿論、部屋として使いますから 石膏ボードを貼ってドライウォールで仕上げてもらっても構いません。 ドライウォール自体、水分は通しませんが、湿気のような空気は 流通させることが可能だからです。 そこで、重要なのが屋根と断熱材の間に、通気層を作って そこの空気を棟換気で逃がしてあげるということです。 ただ、この通気層を確保する為のスペーサーを考えるのには 相当私たちも苦労しました。それは、断熱材に押されても通気層が つぶれないといった強度が必要ですし、湿気を通す為の吸放湿性と いった機能も必要だからです。 また、セルロースを押さえる為のメッシュシートも、強度や 通気性が必要になります。 そういうことをクリアしなければ、屋根やロフト天井の結露は 解決できません。つまり、耐久性のある家はできないということです。 こんなことまで考えてるマニアックなビルダーは、いないだろうなぁ。 「ホームメイドの資材紹介」ブログ関連記事: 換気棟 ~ 大府 N邸 ~ http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/201002210000/ 壁にやるなら、屋根にもね http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/200909290000/ 屋根裏の結露は、将来必ず問題になる! http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/200801070000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年02月22日 10時15分41秒
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