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テーマ:アンティークと私(280)
カテゴリ:輸入照明
どうです、この輝き! 実際に見ると、もっと繊細で、もっとほのかな光。 さすがにフィラメントに、竹は使われていませんが、炭化させた 綿繊維を細い針金状にしたフィラメント全体が光るという 素晴らしい白熱灯です。 先日、とあるきっかけを頂いて、実物を拝見してきました。 家電メーカーが、相次いで白熱球の生産から撤退して、LEDばかりを はやしたてる日本にあって、白熱電球は風前の灯火。 私たちのお客さんも、蛍光灯型のパルックボウルに付け替えたり LED電球にしたりする人がいらっしゃいますが、やはり白熱球の 美しい光には敵いません。 省エネが叫ばれるこの世の中ですが、家庭にて照明器具が占める 電力消費量は、冷蔵庫や洗濯機などが最も多く、照明器具は 9番目だそうです。 そんな状況の中、インテリアの雰囲気を左右する明かりの美しさを 犠牲にしてまで、省エネだけを優先する必要があるようにも思えません。 こうした白熱球(エジソン電球)の製造にこだわる人が、まだまだ 日本にいらっしゃるというのは、考え方の多様化という点で 豊かな社会であると感じるひと時でした。 でも、この電球は、手づくりですから価格はLED電球の5倍。 全てをこの電球にしてしまうということは、一般には難しいかも 知れませんが、書斎のデスクスタンドや寝室のナイトスタンドに 使ったならどんなにか心温まることでしょう。 一見無駄に見えることでも、大切なものってありますよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年12月30日 11時16分57秒
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