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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
以前、床下空間のない住宅は注意して下さいという内容の記事を 書かせて頂いたことがありますが、今回ご相談頂いたのも全く同じ ケースです。 立ち上がり基礎で囲まれた部分に、土を埋め戻して床下のスペースを なくし、その表面にコンクリートを張って平らに仕上げるのが、 スラブ床という工法です。 でも、埋め戻した土の中には、白アリのコロニー(巣)も一緒に なっていることが多く、何とかそこから食べ物を見付けようと 這い上がってきます。 また、基礎の立ち上がりと表面に張ったコンクリート(モルタル) とは一体成型で造られている訳ではないので、それらが接する部分は 自ずと隙間が開いてきます。 そうなると、隙間から地面の湿気や水分が上がってくるだけでなく、 シロアリさんたちも1階の床まで上がってきてしまうこととなります。 写真のクッションフロアの下には、他の部屋と床高を揃える為に 薄い合板が張られているものと思われます。 そこに湿気や水分が滞留してカビなどが発生し、クッションフロアを このように黒くしてしまったのだと推察されます。 こういう場合、単にクッションフロアを張り替えるだけでは、同じ ことがすぐに起こってしまいます。 一度下地まで剥がしてみて、何らかの防水・防湿対策を行ってから 仕上げの工事をすることが重要です。 当然その際は、恒久的な対策ではないにしろシロアリ対策を 行って頂くことも必要かも知れません。(土の中のシロアリの巣を 根絶させることは、スラブ床の上からでは不可能ですから 都度対処するしか方法はありません) 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 <関連記事>: 床下環境のない家は、要チェック! (2011年6月30日) 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年03月13日 11時00分43秒
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