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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
先日、岐阜県海津市で玄関ドアとドア飾りを取り付けたという記事を 書かせて頂きましたが、その飾り柱の足元(ベース)をご覧に入れ ましょう。 白いのがファイポン(Fypon)社製のウレタン樹脂で出来た柱材ですが、 玄関ポーチの床タイルから少しだけ浮いているのが分かりますか? 普通は床面に柱が着いていないとリアリティがないなんて言われる でしょうが、そうすることは実はあまりいいことではありません。 発泡材のウレタンというものは水を吸いやすく出来ていますから、 床と接するように施工すれば雨水がタイルと柱材との間に滞留して しまいます。 そういう状態になると雨水はなかなか乾かない状況になりますから、 ウレタンが劣化してきたりカビが生えたりしてきます。 それだけでなく、水分を含んで柔らかくなったウレタンは、シロアリ などの格好の餌食となるかも知れません。 だって、ウレタンの中に入ってしまえば、薄暗くて誰からも見られる ことなく思う存分食べられますからね。 こうやって5mm~1cm程度隙間を空けておけば、床に落ちた雨水も そのうち乾いてしまいますし、ウレタンの柱材にも影響はありません。 勿論、絶対劣化しないとか虫が入らないとかは言えませんが、その リスクは減らせることが出来るはずです。 こういうところにも知識と経験、気遣いが大切だと思いませんか? <関連記事>: 玄関ドア周囲の飾り材施工 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年11月26日 10時31分32秒
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