|
テーマ:家を建てたい!(9814)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
輸入サッシに限らず、ペアガラスが一般化してきた日本の住宅。 ペアガラスは、断熱性を高めて室内の快適さを確保するという 点では素晴らしい素材ではありますが、それに伴う新たな問題が 生じています。 何の問題もなく性能が上がれば越したことはないのですが、 そんなに虫のいい話はないのが現代社会です。 ペアガラスの長所でもあり弱点でもあるのが、ガラス内の気密性。 ペアガラスの周囲をスペーサーで囲んで中の空気を閉じ込める 構造ですが、経年劣化で僅かな隙間を生じてしますことが あります。 そうすると、中に雨や湿気が入り込んで抜けなくなり、ガラスを 曇らせたりスペーサーを錆びさせたりするのです。 こういうことはシングルガラスではあり得ないことでしたが、 ペアガラスでは避けられない問題であり、交換以外には解決する 手段はありません。 次に問題となるのが、ペアガラスの熱割れです。 ペアガラスにすることで、室内と屋外、ペアガラス内の空気に 温度差が生じます。 それが急激だったり大きかったりすると、ガラスの膨張や収縮で 突然割れてしまうというのが熱割れ現象です。 それを更に増長させるかも知れないのが、ガラスに張られた 装飾用のフィルム。 目隠し用のものやステンドグラス風に飾るタイプなど様々ですが、 ガラスの動きを阻害して逆に割れを生じさせたりすることも あるようです。(環境に左右されるので、割れると一概に断定 出来るものではありませんので、ご注意を!) こういうことを抑える為には、屋根の軒を長くして直射日光や 雨が窓ガラスに直接当たらないように工夫したり、室内の温度を 一定に保ち急激に上げたり下げたりしないようにすることも 有効だと思います。 また、目隠しや飾りを考えるなら、カーテンを付けたり 絵や写真を飾ることも考えてみましょう。 ペアガラスの内部結露対策としては、10年おきくらいにガラスや サッシフレームの周囲を防水処理をすれば、そのリスクは低減 するはずです。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、 これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年01月06日 11時47分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[自然素材・摂理を考えた施工] カテゴリの最新記事
|